3月末。菜種梅雨で雨が続き、何処も高水。
例年この時期には入らない渓を探りに行きました。
来週から息子が一人暮らしなので、今後しばらくは一緒には行けません。
そこで一泊二日(車中泊)で渓流巡り。行き先は相談して決めました。息子はルアー、私は延べ竿です。
朝のうちは雪が舞い、やや空気が冷たい中。
今時期のユキシロ混じりの増水なら、イワナが元気だろうと?
朝一第一投、7寸ほどのイワナが。
息子も最初のポイントで良型がルアーを追ったようで、2人で俄然ヤル気になりました。
魚は元気・・ではあるのですが、どうもイマイチ冬を引いてるっぽい。
元々水温の低めの渓、今年は春が早いので、どうかなと思ったのですが、ちょっと早かったかも。
やや開けた平瀬で、息子がバラした、と。
そんなら私がやろうか。
で、アタリ4つ、一匹外して3尾釣り上げて見せました。
これはたまたま上手く行きまして、私ではどこでもこうは行かないのですけどね。
得意なパターンがあって、ハマれば一ヵ所で連発になります。
逆にハマらないと、好ポイントで何も起きなかったりして(苦笑)。私より達者な人なら、もっと多くの反応が出せるでしょう。
メチャ食べてるようで、太ってます。
「どうやって釣ってるのか」と息子が聞くので、解説してみました。
・表層が早く底波が緩い平瀬の沈み石周りでは、魚が起伏の凹部に居る
なので、
・波立ちの引き波に打つこと
・表層流れが速いので、仕掛けの入水角度を調整すること
・沈力と揚力のバランスを意識して取ること
ルアーと延べ竿で釣り方は違うのですけど、どの波が引き込んでるかとか、イトに掛かる水流抵抗の方向とか、魚がどこに着いてるかとか、その辺は同じなんですよね。
今までも色んな釣りの話を交わしてきましたが、こうして一緒にやれるのも、あと僅か。ちょっと父親の良い釣りを見せられて良かったです。
綺麗なアマゴも出てくれます。
いかにも「居着き」な個体です。
魚体からしてやはり、まだサビ抜けしたところですね。ユキシロ期らしく、白っぽい魚達でした。
やや寝ぼけ眼のような?
魚体の感じ、色合いなどから、やはりここは春と言うよりは早春、なんでしょうね。
山肌の雪が少なくなってるので、昆虫類やカエルも出てきていて。
それと、植物類(山菜)。
ウチの息子が、「葉ワサビの醬油漬け」が食べたいとのことで、これを探すのも目的のうちでした。
ただ、ワサビはまだ小さいのが多くて、ちょこっとだけ大き目のを頂きました。
これで気温が上がる4月には一気に大きくなるでしょう。他の山菜も出てくるし、楽しく忙しい季節。
今は目覚めたばかりの渓魚たちも一層活発になってきます。
まずまず楽しく釣れたことだし。この地域の今の様子は分かったので良し。
翌日に続きます。