約1.5日分のまとめ記事です。
数年振りの場所への再訪を含め、探索に行きました。
季節は渓魚の移動期。やや高水の好条件です。
何年も経つと、流れが随分変わってます。
釣りたかったポイントが浅瀬になってて、ちょっとショック。
パーマークがややランダムな縦縞。真ん中あたりは怪我をしてますね。
このタイプは野性味ある、良い雰囲気の個体が多い気がします。
遡上型シラメ
きめ細かな鱗が美しい。
痩せてる感じでなく、細長い。何でこんな体型なんだろ?
40up
今シーズン初のヨンマル超え。ナイス・プロポーションです。
淵の反応がイマイチで、ならばと瀬を狙ったら、ドン!
割と浅いポイントだったので、掛けた時はビックリしました。
水中でローリングする際の、ギランギランと反射するデカさ! この瞬間がたまりません。
朝の気温が低めだったからか、ガッツリと食ってくる魚は少ない感じでした。が、これは釣り方の問題だった(かも)。
ある淵で、何度か打っても反応無く、ようやく出たのがチビっ子。
良いポイントなのに、おかしいな。
仕掛けを調整し、狙い方を変えたら、早速アタリ。そして連発。
なるほど、そうか。底ギリギリで、表層流れがキツい場所に魚が着いてる。
やや高水なので、増水時に魚が逃げてそうな流れを狙ってましたが、もう引き水なんですね。場所も狙い方もズレてたらしい。
居着き型、シラメ型、尺上イワナも。静かだったポイントで、良型含みで十匹以上も釣れました。
魚の反応の有無が、釣りの調整でこうも分かれるとは。
これは時間帯による変化? 朝のうちも同様だったのかな。
ここからはメインの狙い方を変更。
やや細身の、これも40up。
やはりこの日の魚が反応するパターンの一つがハマってるようだ。
細いと言えど、ヨンマル超えですからね。やはり力はあります。
この個体は激しい首振りの後、底に張り付く抵抗を見せました。
徐々に寄せて、もう捕れるか、で、再び流れにダッシュ!
そう、大型は時に、この最後の一撃がある。
この魚は捕れましたが、次の魚にこれをヤラれて、バラシ・・。
黒斑が多く、色が濃い
黒斑が少なく、色が薄い
この両者を同じく「居着き」と呼ぶとしても、生活史は違うのじゃないかな。色が薄い方は、シラメ寄りにも見えます。背の黒点も違うし。目の黒点はありますね(シラメ≒白目)。
また銀毛の中にも居着き寄りな魚がいて、区分が難しい。私はこんな観察が好きです。
この魚は、これまた反応が薄いポイントで。
チビっ子しか釣れず、気になったので時間を置き、再度狙って捕りました。
まずまず好釣だった釣り方がハマらず、またも釣りパターンが変わる。何故に同日にこんなに違うのか。
渓魚は毎回同じ釣り方が通じません。季節やその日の天候、場所や時間帯等の条件に、魚のタイプも様々で、釣りの答えを探すのが難しくも面白い。
ヌメリスギタケモドキ
梅雨に入り、キノコも出てきました。ナラタケも少々。
今回の探索は成功、快釣でした。40upが2本に、良型渓魚が複数。
釣果は勿論、釣りパターンの発見が手応えありでした。数年前の自分だと、結果が好転させられず、沈黙のまま移動した可能性大。
しかし釣れる事で反省点が幾つも見付かり、それは次回以降に検証します。
検証するには釣るしかなく、私には釣りそのものと同様に、考察の検証が好きです。この繰り返しで進歩する感覚が楽しい。
良い釣りが出来ました。感謝!