山渓遊びブログ 渓流釣りと採集

岐阜県から 山渓アウトドアライフ

出来ることより、やりたいこと

「やりたいことをして生きていこう」みたいなメッセージ。これは注釈が要るかと。

「食っていけるなら」と「やるべき事をやってから」。+「やれる状況が整っているなら」。

状況とは、自分の周辺事情と、自身の力量など。

整っているかを決めるのも、判断力と言う力です。誰が見ても準備が完璧、なんてところまで待ってたのでは、殆どの事は始められません。

 

毎月の支払いが10万円、であれば、最低でも10万円稼がないとです。子供が小さいなら、子育ての時間は必要、等々。

やらなきゃいけない事がこなせたら、それ以外はどうなっても自由。あまりに自己中な行動を取ると、社会からハジかれるかもですけどね。それも自由の範疇です。

自由と責任はワンセット、責任を取れない(取らない)物事には自由が無い。

 

私は趣味で山渓で遊んでいて、これまでに結構な時間と労力(と幾らかのお金)を投じてきました。

そこで得た教訓?、学んだことは、仕事でも他の何でも、大体同様に通じると考えています。

 

現状で出来ることが、やりたいことと同じなら問題ないですが、やりたいことを出来ない時、それは何故なのか? 釣りなら、思うような成果が出ないのは?

答えが「自身の力量」の場合が結構ありますね。お金や時間が無いにしても、余裕を作る力の不足かも知れない。

 

 

渓流釣りでは、技量と知識の差が釣果に出ます。上手な人は短時間で沢山の魚が釣れる、逆なら・・という感じ。これは自身の力を測る一例。良く釣れる場所を知るのも、知識量と言う実力です。

 

自分ではどうにもならないことは多いです。

条件的に釣りが厳しい日に、天候に文句を言っても仕方がない。「それでどうするのか」ですね。

何を選ぶのかは大事で、そして選んだことをどうやって行くのかも、とても大事。

 

現時点の力量の範囲内(出来ること)で行動選択していると、安心な代わりに、対応力が増え難いです。それがやりたいことと一致していない場合は、範囲外の何かを加えた方が良い。

 

私は仕事で独立してるのですが、起業が出来る・出来ない業種がありますね。

仕事関係の話で会社の愚痴を聞くことはままあるわけですが、我々の業界だと、「辞めて独立すれば?」と、ある意味究極の一言で話が着きます。勿論、相応のキャリアを積んでいれば、ですが。

 

出来ないのなら、それは会社や上司のせいだけでなく、自身の力不足。愚痴を言いたくなるのは、誰でもあります。話をそこで終わらせても良いことはあまりなくて。

経験年数の浅い若手であれば、移籍は割と容易ですから、環境があまりにブラックなら、早いうちに別所へ行くことを考えた方が良いです。それをしないで年齢を重ねたとしても、後悔するばかりでは今後が明るくならない。

 

 

今出来ることの上に、やりたいことがあると思うのです。

現状を望みに寄せるには「今は出来ていない、必要なものを身につける」。これが「やりたいことをやる」ではないかな。それは相応の努力が要り、リスクを取らないといけません。

 

私はと言うと、「足りないものだらけ」です。

時折でも喜べる結果に出会えるので、その期待を燃料にして、出来ることを増やし、やりたいことがやれる自分に近付きたいと思っています。