雨が止み、濁りが引いてきました。しかしまだまだ高水で、小沢の渡渉も厳しい。
今回は午前中のみの釣り。
時間が無いので、効率よく攻めたいところ。ですが、好場所に近寄れるかが微妙な感じ。
増水中の河原を歩くよりは安全、と言う事で、藪を突破して入渓することに。
冬~春のうち、まだ草木が繁茂する前に地形を見ておくと、こんな時に役立ちますね。
やや小振りなアマゴ達が早速釣れてくれます。活性は良い。しかし、増水が過ぎて難しい。
遡行も渡渉もままならないので、それなりのポイントで粘ります。
普段はあまり水深のない淵のカケアガリが、良い流れになってました。
数尾のアマゴがまず出てくれ、流心脇から地形変化する辺りの川底の緩流から。
・・実はちょっとよそ見しまして、上流側を確認しようと、顔をそちらに向けた際、コン!っと。
さっきまでレギュラーサイズのアマゴばかりだったのに、分からないものですね。
短い区間を釣り終え、一旦退渓。さて、これからどうしようか。
40UP登場
何ヵ所か見回るも、どうにも水流が荒い。
でもこんな日にも他の釣り人は居るもので、候補地に車を向けたら、先行者が居ました。
そこはパスして、次。
淵の流れ出しですぐに反応したのはレギュラーアマゴ。うん、反応の出方が素直だ。
手前から刻んで、流心近くを狙うと、ガツッ!
一気に竿を絞り込む重さ!
これはデカいな。
ここは一段下の流れの手前側が緩流。何とかそこに誘導しよう・・にも、暴れ回って中々言う事聞きません。強い流れの芯に入ったまま、竿を撓らせて浮き上がらない。
水勢と相まって強い引き。流芯に乗って下られたら厄介だ。
どうにか下流に連れてきたものの、そこからまた浮きません。マジで強い。無理せず、持久戦。
体力が尽きてきたかと見せて、また走るのが大型。油断禁物です。
何度かの突っ込みを捌き、手前に寄せて一気に捕る!
捕った!
来て良かった~、ありがとうね。
計画では候補に入れてなかった場所でのこと。先に他の釣り人を見なかったら、ここには来なかった。
釣れる時って案外そんなもので、たまたま入ったポイントで、アッサリと。さっきまで苦労して一ヵ所で粘ってたのに。
40は全然超えてるね。
やや細身だけど、魚体が美しい。
このまま続けたいところでしたが、やはり高水で遡行は無理。
次はどうしようかと思案、ふと見るとワラビが出てるじゃないの。
良かった、これでオカズ一品増やせます。時間ないのに釣り以外も見てしまうのは、いつもの事。
心当たりのポイントを見に行くと、こちらは水量が先程の河川ほどでもない。やはり水引きの早さ、濁りの冷め易さは河川ごとの差異が大きいですね。
流れが弱まった緩流で出てくれました。ポイントとしては、私的には意外。
雨後で流れの効いた場所ばかり釣ってたのですが、そうでないところに入ってる個体も居るのですね。
「尺」とは不思議な単位だなと思います。
何尾出会っても嬉しい。毎回「ありがとう!」って声に出ます。
釣り始めは、あまりの降雨増水でどうなる事かと。
しかし杞憂でした。良い釣行、様々な事柄に感謝です。