山渓遊びブログ 渓流釣りと採集

岐阜県から 山渓アウトドアライフ

渓流釣り雑記

イワナに関する論文

新着情報: 日常的な水流がイワナの稚魚を選別する~新たな進化機構「空間的選別」の概念を拡張~(水産科学研究院 教授 和田 哲) (hokudai.ac.jp) ●イワナの稚魚で、着底行動を示す個体が流下しにくいことを水路実験で実証。●高い堰堤や滝の上流で、着底傾…

2024年・3月の渓流釣り

例年に比して雪も少なく、暖かく感じた2月。 ・・から、「これでもか」という程、毎週のように強い寒気が来ました。岐阜県山間部では4月にも降雪は珍しくなく、3月はまだ寒いのが普通ですけどね。 しかし休日に渓流釣りに行くたび、陽光は殆ど差さないし、…

渓流解禁初期・2月の釣りを考える

こちらの記事が、当ブログでは人気があるみたいです。 ので、未紹介の内容を書いてみます。 冬の渓流魚 イワナは6~7年、長いものではもっと生きるようですが、アマゴの寿命は基本2~3年。 初期の渓で良型アマゴと言うと、居着き型かそれに近い3年魚中心にな…

2024年2月の渓流釣り

2024年の渓流シーズンは、例年より積雪が少ない中での開幕となりました。 解禁時は渇水、川苔は黒くドロドロでした。水量の少なさは、ここ数年では一番だったかと。 第3週にはまとまった降雨が来て増水、川底が洗われ、一気に融雪も進みました。 解禁初期は…

冬のアマゴの姿と色合い

渓流釣りで私は、季節ごとに出会いたい魚がいます。 冬の早期の渓では、昨秋に成熟したアマゴが一番の狙い。 この色合いは冬独特。 水が温み、融雪増水が来ると、体色が白っぽくなる。 釣り場によりこのタイプは3月にも探せますが、私の行き先では2月の降…

熊の指定管理鳥獣について

県は原則として、人や農作物に被害を与えたクマ以外は、捕獲しても駆除せずに人の怖さなどを学ばせて山に返す「学習放獣」を行っていて、その数は全国最多となっています。 ただ、県が「警報」を発令した場合は「学習放獣」を一旦やめ、捕獲・駆除を進めます…

高原川漁協から

Microsoft Word - 渓流魚の常識.docx (takaharagawa.com) 近年の研究により継代養殖魚の放流は必ずしも効果的な渓流魚の増殖方法ではないことが解ってきており、場合によっては野生渓流魚資源に悪い影響を与えることさえあるようです。 当組合では、令和6年…

熊が「指定管理鳥獣」に

鳥獣保護法に基づく指定管理鳥獣は現在、ニホンジカとイノシシが対象。捕獲計画を定めた都道府県は、わなによる捕獲や夜間銃猟などが可能となり、費用の一部は国が負担する。方針案によると、クマを対象に追加するエリアは北海道と本州とし、絶滅の恐れがあ…

私が成魚放流を釣らないワケ

渓流釣りが解禁する頃、成魚放流が行われる河川があります。解禁時の恒例行事みたいなものですね。河川により、GW、お盆など、連休に絡む時期にも。 冬場に成魚放流されることが多いのは、天然魚のハイシーズンではないことも理由でしょうね。 私は放流成魚…

郡上漁協 2024年渓流釣り解禁情報

www.gujo-fc.or.jp 2024年のアマゴ成魚放流について 2024年2月1日(木)午前5時に渓流釣り解禁となります。 これに伴い、以下のようにアマゴ成魚放流を予定しております。 解禁日前2024 令和5年12月1日・・・・・・相生 81kg(放流済み) 1月31日(水)・・…

「沈黙の水辺」―魚がいなくなった

https://youtu.be/1rYBIosiU8M?si=7n0D_kSHhaGNpwCy 多くの人の目に留まると良いなと。 アンケートが取られていますので、私も参加しました。 www.youtube.com こちらも以前紹介しましたが、もう一回。拡散して多くの人に観て欲しいです。 ネオニコチノイド …

ブラウントラウト・信州上高地から

サケ科魚類は養殖・遊漁目的で世界の淡水域に広く移入されてきました。日本には19世紀末に、欧州原産のブラウントラウトや北米原産のカワマスが導入され、これらが日本のイワナの分布や生育環境に負の影響を与えていることが危惧されています。特に、長野県…

釣り券のネット購入

便利なもので、釣りの鑑札は、スマホの操作で買えるようになりました。 年々対応範囲が広がってますから、我々ユーザー、漁協、サービスを提供する会社、三者ともにメリットがあるのだと思います。 釣り券、遊漁証、入漁証、色んな呼び方はしますが、漁協の…

「渓流釣り」の売り言葉

「必ず釣れる✕✕!」 「▲▲があれば釣果倍増!」 まずは人を釣りますよね(笑)。 メーカーの宣伝など、あまりの誇張はどうかと思いますが、これも戦略かと。 ルアー、毛鉤、エサ、何れにも言えることで、魚の口に接触する部分が、どうなっているかは重要です。 …

釣りの意見交換のこと

釣りの話をする際、質問する・される場面はよくあります。 「ハリは何を使う?」のようなものなら答え易く、そこから使用感の話に膨らんだり。 以前、先輩たちが釣り方をめぐり、意見交換を超して口論に発展したのを見ました。そこまで熱くやり合えて、互い…

趣味を持つ良さを感じる時

毎年2月の渓流釣り解禁が近付くと、思い出すことがあります。 殆ど毎週のように山渓に出る私。多少の体調不良だろうと、余程でなければ止まりません。 その私がもう随分前のこと、2月に入り渓流釣りが始まっても、家から出る気力を失いかけた時がありまし…

釣りが上達した手応えを感じる時

ほんの稀に、ポイント選定から釣り方までがバチッと当たって、見惚れる魚に出会える時があります。過程も結果も納得の釣り。「とても嬉しかった」なら、釣りは大成功。 それが上達したと言うことか、と考えると。そうかもしれない、違うかもしれない。 上達…

ツキノワグマの事故

本州に生息するツキノワグマによる釣り人の死亡事故は一件も報告されていないようです。 ・友人等で複数で入川することが多く、遭遇時に協力して対応している・鈴やクマスプレーを携行する人が多く、対策が浸透している・山菜採りと違って、視野が水平方法で…

起きた事は同じでも、その後が違う

大怪我をしたスポーツ選手が、絶望的と思われたが、その回復し猛特訓を経て、復帰後に素晴らしい成果を残した。 勇気とか元気が貰える話は、各所にあります。 私は「不屈」と言うワードが好きで、こうした話は何処から何度聞いても感動し、そんな動画を再生…

ブログ開設一周年・感謝

はてなブログに来て一年。 ご覧下さった方、コメント頂けた方、ありがとうございます。今後もよろしくお願い致します。 一年の総アクセス数は、2万+数千。 最初の数か月は、100件行く日が珍しかったです。今もそんなに多いわけではないですが、たまにアク…

先輩に会いに

後半月ほどで一部河川の渓流釣り解禁。 歳を重ねると、寒さやら何やらで、冬は腰が上がらなくなる、とも聞いてましたが。私は今のところそうでもなく楽しみで、我ながら釣りバカだなと(笑)。 いざ解禁となると、プライベートの優先度が高いのは渓流になりま…

釣りのアイディアとワクワク感

釣りの最中にも、釣りを終えてから次回までにも、アイディアが閃きます。 その場で実行可能なら、すぐに試す。しかし手元に無い釣り具が要るとか、場所や条件を変えてのものなら、次回以降に。渓流釣りではこの「試したいこと」はほぼ毎回、何かあります。 …

2024年渓流 遊漁料の値上がり(岐阜県)

令和6年から、各漁協の釣り鑑札が高くなります。ザッと見てみると、年券が1000〜2000円くらい上がる河川が多いですね。 郡上漁協 6000円 益田川漁協 9500円 高原川漁協 8000円 ・・って具合。この様子だと、年券が10000円超す日は近そうな? 個人的には勿論…

全条件で努力する意味

流通業者が「かなり頑張って営業の数字を上げても、為替の変動で利益が吹き飛んだりするから、そんな時はガッカリ」と言ってました。 努力が成果に繋がらないのは、ツラいでしょうね。自力では制御出来ない事由に、ストレスを感じるのは分かる気がします。 …

誰かに釣りを教えるなら

私は今までに色々な釣り人に出会い、話し、一緒に釣りをしてきました。固定の師匠はいないですが、多くの方から沢山学ばせて頂いています。 その私も、他者に釣りを教えたこともあります。身近ではウチの息子。 昔から「技は見て盗め」と言われました。現代…

情報を伏せるか出すか

釣り雑誌や書籍、インターネット、テレビ等で、情報が発信され、私もこれらを利用してきました。そして零細ながらブログを書いて、自身からも発信しています。 以前にヤマトイワナ関連の記事で、漁協の関係者の話として、「ヤマトイワナの保護を広く伝えたい…

魚の生態と習性を学ぶ

程度は違えど釣り人は、対象魚に興味関心を持っています。というか、ある種のオタク(笑)。私自身、まぁまぁマニアックだとは自認してますが、上にはどこまでも上が居て、凄いです。 世には魚類の学者が居られ、魚の研究が行われています。(←ちなみに私は、オ…

サーモンとはどんな魚?

「サーモン」と表記された魚は、一般にイメージされる「鮭」ではなく、多くは養殖のニジマスである事は、割と知られています。(ニジマス以外の魚もあります) ご存知ない方は居られるようで、ある所で最近、何かの話ついでに、このことをお伝えしたら驚かれま…

2024年初釣り・ティラピア

外来魚のナイルティラピア。アフリカ出身です。 イズミダイなどの別の呼び名もあります。白身魚として国内で流通していたはずですが、今も変わらないのかな? 世界各地で食用として養殖され、利用されています。 国内で一部淡水に、このティラピアが定着して…

謹賀新年

あけましておめでとうございます このブログを始めて、約一年。 渓流釣りがメインのアウトドア趣味を綴ってきました。 昨年中、お読み頂いた方々に感謝。本年もよろしくお願い致します。 新年を迎え、渓流釣りの一部解禁まで1ヶ月。心踊るシーズンは間もなく…