山渓遊びブログ 渓流釣りと採集

岐阜県から 山渓アウトドアライフ

山時々釣り

私は趣味のメインが渓流釣り。しかし春は芽吹きの季節で、この時期の山歩きが大好きです。 ヤマブキの花が綺麗。 先輩に「ヤマブキが咲いたら渓流釣りは盛期」と以前聞きました。確かにそうですね。 この時期は渓魚狙いもしつつ、しかし山が気になって、釣り…

本流イワナを追う

荒瀬の落ちる大場所。 尻の方をしばし狙うも魚の反応は無く、ならばと立ち位置を頭に移し、その一投目。 小さな、しかしハッキリしたアタリにアワセると、中々の重量感! 掛けたのは流芯の向こう側。 竿操作で流れを潜らせて手前に寄せよう・・って、流れか…

桜の開花は山菜の合図

便利なもので、各地のライブカメラ映像が観られます。 桜が咲くと、草木の芽吹きが本格化。各所のそれが視聴出来るのは、マコト有難い。 桜の開花とほぼ同時期、同地域でタラの芽が始まります。 同科のハリギリとコシアブラが、気の早い?ものから出てくる感…

イワナに関する論文

新着情報: 日常的な水流がイワナの稚魚を選別する~新たな進化機構「空間的選別」の概念を拡張~(水産科学研究院 教授 和田 哲) (hokudai.ac.jp) ●イワナの稚魚で、着底行動を示す個体が流下しにくいことを水路実験で実証。●高い堰堤や滝の上流で、着底傾…

山菜シーズン開幕&本流魚の釣り

昨年比で芽吹きが一週間~10日ほど遅い今年(私の行き先で)。 とは言え里は春めいてきて、徐々に緑が増えてます。こうなると山が気になって仕方無い。 渓流釣りと山菜、どちらも忙しい季節。 まずは本流のヤマメ・イワナ狙い。 ヤマメが元気です。どこかにデ…

私的・本流開幕戦

降雨と融雪の影響で、高水の本流。川の全体が早瀬のようになっており、今時期に渓魚を狙うには厳しい条件です。 車で見回るうちに、何とか釣りが出来そうなポイントを発見。平水なら流れが消えるような場所でしたが、エントリー。 魚の着き場になりそうな波…

2024年・3月の渓流釣り

例年に比して雪も少なく、暖かく感じた2月。 ・・から、「これでもか」という程、毎週のように強い寒気が来ました。岐阜県山間部では4月にも降雪は珍しくなく、3月はまだ寒いのが普通ですけどね。 しかし休日に渓流釣りに行くたび、陽光は殆ど差さないし、…

越冬アマゴ探し

一人暮らしの息子(大学生)が帰省しました。目的は渓流釣りです。毎回帰省のたび、私と各地の渓に行きます。というより、それが目的で帰ってくる、が正しいかも。 息子リクエストで行き先が決まり、そこへ今回は釣友のしえらさんが合流してくださることに。昨…

寒の戻りの選択・渓流道場にトライ

私は岐阜県在住で、県内をメインに周辺県にも渓流釣りに行きます。 行き先の中には、色々な意味で「難しい(勉強になる)河川」があります。あくまで私の感覚ですけども。その一つが、吉田川。郡上漁協管内の激戦区です。 朝から冷たい強風の吹き荒れる、厳し…

超絶寒の戻り

今シーズン、(今のところ)一番厳しい釣り。 2月は暖かい日が多く、冬にしては珍しい釣りやすい条件でした。が、3月に入ってキツい寒気が来ています。 朝の気温はマイナス7℃。標高を上げると、マイナス10℃。 マイナス10℃・・? 空気が肌に刺さる寒さで…

初期の渓を釣査

前の記事で「寒の戻り過ぎ」と書きました。 3月に広範囲の渓流が解禁したところですが、寒気が強くて条件がよろしくない。 私は解禁初期~春先には、最盛期にはあまり入らない渓流を探るのと、冬ならではの釣りを追うのも楽しみです。寒さの中、何処を選ぼ…

冬に逆進・ヤマメ探釣

「寒の戻り過ぎ」 ・・と勝手に表現してます。3月で広域の渓流が開幕しましたので、本流域並びに各所を釣ろうと出てきました。 釣りに向かう道中はこれ(停車して撮影)。 スタッドレスタイヤと言えど、滑らないワケじゃないですから、気を付けないと。スリ…

渓流解禁初期・2月の釣りを考える

こちらの記事が、当ブログでは人気があるみたいです。 ので、未紹介の内容を書いてみます。 冬の渓流魚 イワナは6~7年、長いものではもっと生きるようですが、アマゴの寿命は基本2~3年。 初期の渓で良型アマゴと言うと、居着き型かそれに近い3年魚中心にな…

2024年2月の渓流釣り

2024年の渓流シーズンは、例年より積雪が少ない中での開幕となりました。 解禁時は渇水、川苔は黒くドロドロでした。水量の少なさは、ここ数年では一番だったかと。 第3週にはまとまった降雨が来て増水、川底が洗われ、一気に融雪も進みました。 解禁初期は…

シーズン一本目の尺イワナ・2024年2月

段落ちの荒場に、キツい水流で白波が立っている。早春の釣りは、流れの緩みを探りたい。 ここはパスして上流へ向かおうと、対岸へ渡渉・・する途中、角度を変えて見た荒瀬に、僅かな緩流があると気付きました。 どうしようかな。折角だし、そこだけ竿を入れ…

冬と春が入り混じる釣り

先だって2月にしては珍しいくらいの降雨が来ました。奥山も融雪が進み、山肌が出てきています。 しかし、降雨後は恒例?により、寒気が入って冷え込みが。こんな時、渓流釣りは春か冬か、どちらに振れるだろう。 渓魚たちは増水後は動き始めたはず。とは言…

冬のアマゴの姿と色合い

渓流釣りで私は、季節ごとに出会いたい魚がいます。 冬の早期の渓では、昨秋に成熟したアマゴが一番の狙い。 この色合いは冬独特。 水が温み、融雪増水が来ると、体色が白っぽくなる。 釣り場によりこのタイプは3月にも探せますが、私の行き先では2月の降…

熊の指定管理鳥獣について

県は原則として、人や農作物に被害を与えたクマ以外は、捕獲しても駆除せずに人の怖さなどを学ばせて山に返す「学習放獣」を行っていて、その数は全国最多となっています。 ただ、県が「警報」を発令した場合は「学習放獣」を一旦やめ、捕獲・駆除を進めます…

アマゴ起こしの水出

待望の増水。この出水で、寝ていた?渓魚たちが動き出しました。 早春の大雨は「アマゴ起こし」とも言われていますね。 まだ痩せてますけど、魚体のサビを落としたアマゴが流れに入っていました。魚たちは活発に採餌し始めた様子。 淵やトロ場付近に魚達が居…

南風の雨で増水

先回の釣行記事で、「渇水が酷い」と書きました。 雨降って欲しいところでしたが、今回は大雨増水により、撤収することに。何でこうも極端なんだろう? とは言え、今回は南風の暖かい雨。魚達の動きが変わる出水です。 朝から降雨でしたが、気象予報通りなら…

高原川漁協から

Microsoft Word - 渓流魚の常識.docx (takaharagawa.com) 近年の研究により継代養殖魚の放流は必ずしも効果的な渓流魚の増殖方法ではないことが解ってきており、場合によっては野生渓流魚資源に悪い影響を与えることさえあるようです。 当組合では、令和6年…

渇水の渓と冬ならではの光景

「氷の芸術」 冬の渓流で出会える、水が創る美しさ。見惚れます。寒いけど(笑)。 渓流釣りは、四季の自然の変化が見られるのが良いですね。 河原の石がこんなでは、水と空気の冷たさは如何ばかりか。それはこの時期は仕方無い。 しかし寒さに加え、今年の渓…

強い冷え込みと難しい釣り

渓流釣り解禁から、日に日に釣りが難しくなります。 暖かい雨が来れば良いのですが、この時期は降雨が少なく、渓は渇水、川苔はドロドロです。魚たちはまだ動き出した個体はあまりいない。 良いポイントは日々攻められ、魚はスレ気味。水と魚が入れ替わらな…

熊が「指定管理鳥獣」に

鳥獣保護法に基づく指定管理鳥獣は現在、ニホンジカとイノシシが対象。捕獲計画を定めた都道府県は、わなによる捕獲や夜間銃猟などが可能となり、費用の一部は国が負担する。方針案によると、クマを対象に追加するエリアは北海道と本州とし、絶滅の恐れがあ…

緩流攻略・真冬の渓流釣り

2月の渓流初期は、とにかく寒い。里部でも気温氷点下はザラで、そんな日の山間の渓流は極寒。 渓魚は冷水を好むのは確かですけど、さすがに真冬は冷た過ぎ、なのでしょう。釣りをしてみても、魚たちの動きがスローです。 この景色の中へ突撃するのは、頭の…

2024年 渓流解禁釣行

2月・岐阜県の一部河川の渓流釣りが開幕。 ここ数年は、初期はそこまでの気合いを入れずに渓流を楽しんでいます。 しかしやはり、待ち望んだと言うか。「待ってました!」な感じですね、釣りバカとしては(笑)。 冷た〜〜い空気の中、雪を踏みつつ、渓に降り…

私が成魚放流を釣らないワケ

渓流釣りが解禁する頃、成魚放流が行われる河川があります。解禁時の恒例行事みたいなものですね。河川により、GW、お盆など、連休に絡む時期にも。 冬場に成魚放流されることが多いのは、天然魚のハイシーズンではないことも理由でしょうね。 私は放流成魚…

郡上漁協 2024年渓流釣り解禁情報

www.gujo-fc.or.jp 2024年のアマゴ成魚放流について 2024年2月1日(木)午前5時に渓流釣り解禁となります。 これに伴い、以下のようにアマゴ成魚放流を予定しております。 解禁日前2024 令和5年12月1日・・・・・・相生 81kg(放流済み) 1月31日(水)・・…

「沈黙の水辺」―魚がいなくなった

https://youtu.be/1rYBIosiU8M?si=7n0D_kSHhaGNpwCy 多くの人の目に留まると良いなと。 アンケートが取られていますので、私も参加しました。 www.youtube.com こちらも以前紹介しましたが、もう一回。拡散して多くの人に観て欲しいです。 ネオニコチノイド …

アウトドア人の視線

キノコ目 山でキノコを見付けるには、見る対象を絞ることが必要。このように、様々な自然のものの中から、キノコにフォーカスする目線を持つことを指す。 キノコ目って、造語ではなく、一応日本語らしいです。一般的には使われないでしょうけどね。 これはキ…