先回の釣行記事で、「渇水が酷い」と書きました。
雨降って欲しいところでしたが、今回は大雨増水により、撤収することに。何でこうも極端なんだろう?
とは言え、今回は南風の暖かい雨。魚達の動きが変わる出水です。
朝から降雨でしたが、気象予報通りなら、午前中は釣りが出来そう。
融雪を加えた急な増水を考え、地形を知った渓へ。悪天候の日は無理せず、勝手の分かる場所に行くのが安心ですね。
流れの緩むポイントから反応あり。
良い雰囲気の三年魚のオス。私の好きなタイプです。魚体がまだ冬模様ですね。
結構強く雨が降り、水が動いています。
落ち葉等が流されてきて、何とも釣り難い。水勢が増し、濁りが入るのは時間の問題だろう、な状況。
早春の増水で、淵底に沈んだ葉っぱなどが流されると、そこから一気に渓魚の動きと姿が春っぽくなります。逆に、川苔が古く、落ち葉が川底に溜まってる時はまだ、渓は冬モードですね。
雨の日にカナワンのは、写真が綺麗に撮れない事。
レンズは曇るし、ピンボケするし。まずまず良い雰囲気の魚が何尾か居たのですが、ボツ画像が連発・・。
これも良い雰囲気のオス。冬色の渓魚には、今時期にしか見られない美しさがあって、私は好きなんですよね。
チビッ子アマゴが何尾か釣れ、徐々に流れの効いた方へ狙いをズラしていくと掛かってくれました。そこそこに良型が入ってる流れのヒントは、小アマゴから貰えることは多いものです。
冬の増水時の釣りは、流れの緩みを探します。まだ速い流れに出て捕食する渓魚は少ないですからね。
あまり動かない冬の魚も、さすがに増水となれば場所を移動するみたい。ある程度水深のある緩流帯は、狙い目ですね。
良いイワナだったけど、この時土砂降りで画像が・・。
そうこうするうち、昼過ぎには怪しい水色になりました。
もうこうなると、釣りは止め。後ろ髪引かれますが、仕方なし。
でも、まだ出来ることはある。
こんな時は、濁りの入り易い・入り難い場所を見回ります。知っておけば次以降、役立つハズ。
初期の渓魚は、淵やトロ場に群れてることが多いです。
その中でもテッパンな、割といつも好反応な場所、水の状況次第な場所、良い感じなのにイマイチな場所と、様々。
ここ数年の初期は、そうした冬渓の観察に時間を充ててきました。狙いは年越しの三年魚。
その甲斐あってか、越年個体には以前よりは出会えるようになったと思います。これを継続して追いつつ、そろそろ冬の次のテーマへ行きたいところ。
待望の増水で、渓は春モードに移行しそうです。もう少し、冬渓を追いたい気もしますが、春めいた渓魚も探したい。今年は増水により、冬の釣りは一区切りかと。
もう暫くは寒の戻りもありますから、本格の春までは冬と春の釣りを取り混ぜることになります。
今回は釣行時間が短かくなってしまいましたが、良い日に当たれば、次回からは春の釣りが出来そうで楽しみです。