山渓遊びブログ 渓流釣りと採集

岐阜県から 山渓アウトドアライフ

厳しい釣り・猛暑はいつまで?

当ブログで最近何度も書きましたが、今年はイワナが当たり年。良型アマゴを探したいのが正直なところですが、イワナも好きな私としては、今年の状況を楽しんで釣りたい。

 

綺麗な顔付きのイワナ

夏痩せで魚体が細く、30cm台中頃かと思いましたが、意外と長さがありました。太くてイカツイ魚の方が、小さくても迫力あるのですがね。

 

遡上型の尺アマゴ。

婚姻色が出始めてます。

光量が無くて、上手く撮影出来なくて残念。曇天の日陰でしたからね。抱卵してるしで、チャッとリリース。

 

ゴギ?

と思うような、頭部まで入った白斑。

時折、こうしたイワナが出ます。どこのDNAなのかな?

 

 

立秋もお盆も過ぎました、が。まだまだ連日猛暑ですね。それでも、夜にはコオロギが鳴き、標高を上げると、アブやカが少なくなりました。

渓魚たちは産卵に向けて準備中。季節は秋に向かってますが、今年は季節進行は遅いでしょうね。

 

山にまとまった雨が来ないままで、体感的には夏が継続。本当に雨乞いしたいくらい(笑)。で、高気温ゆえ、雷雲が所々に湧きます。

渓流釣りではこんな時は、僅かな降雨の有無で状況が随分変わります。幾らかでも水分が落ちれば、気温水温が下がりますから。

雲一つない空が恨めしいこの頃。

 

何処に雨雲が湧くか、降水量はどの程度か。

今年は毎日、コマメに雨雲レーダーをチェックするのが習慣になりました。使えるものは何でも使い、好条件を探します。

 

日々データを視て、久しぶりの雨なのか、最近降ってるのかを確認。

今回は幸運にも、午後から各所に短時間の雷雨が来ました。「それ、急げ!」と移動しましたが、一ヶ所目はまるで渇水。ってことは、朝はもっと水が少なかったのかな。ここはパス。

二ヶ所目、平水よりはまだ少ないが、ここは少し前にも雨が降ったはず。で、やはりそこは魚が元気でした。

しかし降雨がなかったら、どうなっただろうか? 朝から暑いし水少ないしで、午前中は苦戦でした。

経験から、雷雨が来る時は、魚の反応が活発です。多分これは、渓魚だけの話ではないかと。勿論、河原で釣り竿を振り回すのは危ないですから、ゴロゴロと空が鳴り出したら、一時退避。

雷雨が去っても、魚の高反応はしばし続きます。そこは雨量と、元の水量・水温によるでしょう。

 

私は正直、渇水は苦手。と言うか、嫌い(笑)。渇水だと全然釣れないとか、そこまでじゃないですけども。

流れに勢いのある、渓流の瀬音が好きなんですよね。特に「滝」は、釣りでなくても好き。釣りに向かう時は、荒々しいくらいの水音が「挑む感」があって大好きです。

 

それにしても、今年のイワナの好調なことは、ちょっと面白い。

 

私が渓流釣りをしていて、釣り自体で一番「ヨシ!」と感じるのは、アワセを入れて良型の魚を掛けた瞬間。竿から伝わる「重さ」で、良型はすぐ分かります。思ったより大きい・小さいはありますけどね。渓流魚の良型は、独特の「硬さ」みたいなものがあり、これは私の感覚的に、他魚種にはないものです。

 

アマゴもイワナも、ちょっとした降雨で出会わせて貰えました。そして勿論、嬉しい手応えにも。

釣りの考え方で、厳しい中で結果を出す工夫と、厳しい中でならより良い条件を探す工夫、これはどちらもアリだと思います。ここ最近はどうにも渇水で、私が頼りにしてるのは後者。

それもいよいよ厳しくなってきた。早くまとまった雨が欲しいところです。