昨年比で芽吹きが一週間~10日ほど遅い今年(私の行き先で)。
とは言え里は春めいてきて、徐々に緑が増えてます。こうなると山が気になって仕方無い。
渓流釣りと山菜、どちらも忙しい季節。
まずは本流のヤマメ・イワナ狙い。
ヤマメが元気です。どこかにデカいの居ないかな、っと探るも、サイズは何故か金太郎飴状態で、7寸くらいのばかりでした。私が良型を出せないだけだと思いますが・・
魚体がふっくらして、いかにも春。瀬で反応が良く、盛期入りの感でした。
・・関係無いですけど、グローブがくたびれてますな(笑)。
良い手応えで、ガツっと来るとニジマス。
尺ヤマメか?と一瞬期待するも、泳ぎが違いますからね。
「いかにも」なポイントでイワナが出て、水辺に一時キープしてたら、すぐニジマスが釣れ、私的に珍しいツーショット。
今回はどのポイントも、尻と言うか、肩の部分、次の流れへ落ちる場所が好反応でした。こうなるとあるいは、私が反応を取れない場所に大型が居るのかも?
綺麗なニジマス。
このくらいになると、中々の引き。掛けた時は静かで、竿を絞ったら走り出しました。
ある程度のサイズのニジマスは、最初は余裕を見せると言うか?小物と勘違いさせられることがあります。
こちらも良く太ってる。沢山食べてるのでしょうね。
活発なのは、コイ科も。
ウグイがめちゃ掛かりです。これまた春の本流らしい。流れの緩みはウグイの巣窟で、しかしそんな場所にも鮭科が入ってることもありで、悩ましいところです。
実は今回の本命はこちら、葉ワサビです。これが採りたくて、釣行先を選びました。
大学生の息子が醤油漬けが好きで、今度帰省する際に、食べさせてあげようと。
更に実家の両親、特に父が欲しがるのです。父は足を悪くして、自分では山に行けないですから。
白い花が咲き始めてます。山菜の中では早く芽吹く種で、春の目安になりますね。
コゴミの一番コが出始め。
カタクリの花が咲き。
エノキタケも。
山菜(植物類)は、芽吹きの順番があります。◯◯が出ると、次は△△、というように。時に変則的な発生はありますけどね。それが徐々に標高を上げていくので、場所を変えれば、同日に様々な種に出会うことも可。
何処で何が芽吹いたかを見ると、水と魚の動きとも連動性があると気付きます。
ワサビの花が咲き、コゴミが出る頃は、その地域はユキシロ期。雪解けの斜面から出る種たちですのでね。こうしたことを知っておくと、出向いた地の季節の状況が幾らか掴めます。
季節進行と関わりが強い渓流釣りと採集。どちらも楽しみながら、私はこの両者を繫げて考察するのが好きです。
釣りは本流も支流も良くなって来たし、山はあっちもこっちも見なきゃだし。
体が幾つも欲しい、楽しい春が来ました。