今は私は本支流、各地のフィールドへ足を向けていますが、元は谷のイワナ釣りから渓流釣りに入りました。
今回は友人たちに声掛けを貰い、久しぶりのイワナの渓に一緒に行くことに。
目的地の渓と、その本流。
何年振りかの再訪で、自身の釣り場への印象と攻め方に、どんな違いがあるのか、とても楽しみでした。また雪の残る上流域では、山菜も期待出来そう。
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朝、現地で集合、の前に。
一人で本流に行ってみました。早朝のみの短時間勝負です。
随分前に釣ったことはありますが、流れが変わっていて、記憶とは全然違いました。
「ここは」のポイントから早速反応あり、ガツンと掛けたら魚が大ジャンプ!
ニジマスでした。
次に目に付いた、瀬の深み。狙い通りにアタリ!で、またニジマス。
本流ヤマメかイワナを探してるのですけどね。1時間弱、不慣れな本流を探るには、時間が足りませんでした。でも、アブラヒレ有りの魚の着き場は見えた、としておきます。
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ここからがメインのイワナ釣りです。
所々に雪の残る山道を、奥へと歩きます。地元友人に教えて貰った入渓点から、皆で河原へ。
瀬脇のポイントから一尾目。以前と変わらず綺麗なイワナです。
残雪の具合から、ここは初夏でなく春、でしょう。魚は瀬より淵、瀬でも深みのある、流れの緩みがポイントと見ました。
それらしき場所からは、複数のイワナが出てきます。細かな瀬のポイントは、やはりイマイチ。
あるポイントでの3尾目。
沈み石で流れが変わる場所から。
精悍な顔付きです。源流イワナらしい、野性味ある尺上、嬉しい出会いです。
細身なのは、越冬の回復中なのかな。
時期的なものもあってか、底波にスローに送り込むと、反応が出ます。
上波をいかに躱すか、これは初期や寒の戻りの冷え込みの日等には特に、大事な釣り方と思います。以前来た際よりは、この送り込みと、それで食わせの間を取るのは、我ながら向上したかも。これが感じられて釣果に繋がれば、久しぶりの渓への再訪は私的に成功です。
イワナを求めて奥山を歩いていて、釣りと同じくハマったのが山菜。
その種類と量の豊富さは、さすがに源流域でした。
ヨブスマソウ(ウドブキ、ポンナ)
これは私の普段の遊び場では見ない種。
モミジガサ
立派な太さです。
ヨブスマソウ、モミジガサと並んで、御三家と呼ぶ地方もあるのだそう。
アザミ
めちゃ太くデカい。正式名称を知りませんが、これまた私の遊び場では見ない種です。
ウルイ(オオバギボウシ)
この出方を見ても、私の地元に比べ季節が大分遅いのでしょうね。当方ではもう、すっかり開いたものばかりですから。
沢で水棲生物を探したり。
サンショウウオは、地域により種が違います。私は見分けができませんが。
釣りをしながら、周囲の自然に触れること、これも源流域の大きな魅力。
単独では入り難い場所も、複数人ならまだ安心です。友人達と竿を出し、話をしながらの山歩きも良い。
久しぶりの源流は、やはり楽しかった。
帰りしな、塩焼きでもやるかと、漁協の放流のある区間で、イワナを少しキープしました(源流のはリリース)。その中に一尾、物凄く腹の膨らんだ個体が居て、何喰ってるかと思ったら、何とカワネズミが出てきてビックリ。
へぇ~、聞いたことはあるけど、ホントに何でも食べるんだな。
友人との縁あって、知り得た渓。
釣りでも他の何でも、経験の積み重ねで今の楽しみがあります。
様々なものに感謝です。