行きたい場所もやりたいことも、沢山あり過ぎる春。渓魚たちは元気だし、各種山菜は出るし。
私はこの季節は、山菜採集のウェイトが高め。単独なら、山菜が豊富な地域を選びます。
向かったのは飛騨。
久しぶりにカワサバを釣りました。
背はまさに"サバ模様”。たまに釣れますけど、珍しいっちゃ珍しい。
イワナのような頭部で、ヒレはアマゴ・ヤマメっぽく、パーマークあり。不思議なビジュアルだなと。
飛騨はニジマス放流が盛ん。
これは割と普通体型。水中で見えた時は一瞬、「大ヤマメ?!」と思ったのですが、違いました・・。
激太りのニジマス。
何喰ったら、こんなになるのですかね。太すぎて面白いです(笑)。
この体型にしてハデに飛び上がるし。これはさすがにヤマメとは勘違いしませんでした。
ヤマメやイワナも居て、私はそちらが釣りでは本命なんですが、他魚種の元気なことも中々。
何故にこの釣り場へ行くかと言いますと、大本命は山菜なんですよね。
ワサビ
コゴミ
良い太さです。
ウド、ウルイ、コシアブラ、タラの芽、ユキザサ・・・
場所を変えると、色んな種に出会えました。
釣り場での移動中も、あっちこっち見回って忙しい。ウドがもう出てたのはビックリでしたが、まだ出始めな雰囲気。これからが本番ですね。
気持ちいい春の日に、若芽の緑と、空気感と、何だかホッとすると言うか、私はこの季節がたまらなく好きです。そこに居られる幸せを感じるんですよね。
コゴミの群生地で見付けました。
ギフチョウ、じゃないかな。私は蝶には疎く、近縁の別種かもですが?
綺麗です。羽化したばかりのようで、翅の下部が僅かに伸び切ってないように見えました。
カタクリの花は終盤。
こうして主目的のもの達以外にも、嬉しい出会いがあります。
ハシリドコロ(毒)
これも春の花。
食用種と毒草は、見付けると目が向きます。逆に山ではそれ以外は見ようとしないと見えませんから、意識が興味の対象物に向いてるんですね。
こうしたことは、釣りで川の流れを見る時も似ていて。
「流れが激しいなぁ」と眺めるのでなくて、釣り人は「強い流れだが、あのスジは魚が居そうだ」なんて考えたり。魚に意識が向いてるのです。
幅広く観るのも、対象を絞るのも、どれが良いとかじゃなく。
「好き」と「嫌い(危険など)」は、強い行動のモチベーションかと。嫌いを避けて、好きを増やしたいですからね。
・・・・・・
分水嶺の太平洋側で、アマゴ釣りに来ていた友人のMさんと合流しました(押し掛けたとも言う・笑)。
この人は良く釣りますから、見てて楽しいです。
本流アマゴのコンディションが良い。
いかにもな良いポイントで、↑画像のアマゴが出て。次の一投で20cmくらいのアマゴ、まだ出るかで、17cmのアマゴ、更にどうだの4尾目はウグイ。良い奴から喰い付いて、段々小さくなる。綺麗に教科書通りの釣れ方で、打ち止めとなりました。面白かったです。
渓魚を釣ることも、山菜キノコ採集も。
私は「人」が好きで、仲間との会話も、釣りでの同行も楽しみです。でも単独行動も、誰かとの同行と同じくらい好き。
仲間と一緒の時は、竿を並べて釣り話で盛り上がり。単独なら、山へ川へと飛んで回り。
どれもやりたい、と言っても無理なんですけど。
それで、毎度あるあるで、「次に試したいこと」「行ってみたい場所」などが色々出来まして。
次はどうしようか、迷うことも楽しい時間だなと思います。