例年より、一週間から10日ほど、芽吹きの早い今年。
こうなると、山菜は気になるし、本支流とも渓流釣りには良い季節でもあり、休日に何をしようか悩ましい。山菜の出具合は、今年はどうだろうか。
行き先を直前まで迷いましたが、飛騨へ行きました。
まずは本流で、定番?のブラウン。
初めて出会ってから10年以上が過ぎ、最近はこの魚が他魚種とどう共生しているのか、そんなことをよく考えます。専門に追い掛けたことは無いんですよね。
ブラウンは割と寒い時季にも動いてるらしく、早春でも元気です。
私は普段はアマゴとイワナの混生河川で釣りをしていて、「釣り分け」はどこまで出来るかと言うと、今のところ結論は「完全には無理」となりました。ある程度は狙えるのですがね。本流で大場所だと、更に難しい。
飛騨の本流には、ヤマメ・イワナと、ブラウンにニジマスがいます。どうも後者の出現率が高めで、前者を釣るにはどうするが良いか。大きな流れだと、私はとても狙い分けられません。
でも最近、少し以前よりも思うところが出てきました。釣果そのものも大事ですが、魚の考察は毎回とても楽しいです。・・と言うか、釣らないと考察できないのですけどね。
本流にはウグイが沢山居て、これまた完全に避けるのは私は無理。婚姻色が出始め、色が綺麗です。
サケ科の居場所にはコイ科は群れてない(はず)。小型のコイ科魚は、被捕食者ですからね。
何処から何がどうしたら反応したか、そこから魚種ごとの性質を追求するのが面白い。釣りを通じて魚を知る、ですね。
折角出てきた良型ヤマメをバラしたり、イト鳴りさせて抵抗してくれたニジマスをバラしたり。
どう狙うかは大事ですが、捕れないことには悔しいですな・・。
昼頃には風が強まるので、そこから山へ。
タラの芽は桜の咲く頃に出始める山菜。狙い場がハマりで、沢山出ていました。
場所により芽吹きのタイミングがズレます。標高を少し上げると、まだまだこれから、と言ったところ。
コゴミを見に行きましたが、こちらは出始めで、小さいものしか見つかりませんでした。こちらはこれから、かな。
タラの芽も、もう一週間も過ぎれば、ピークになりそうです。
カタクリの花が咲き、とても綺麗。
谷川でも竿を出し、良い顔付きのイワナが。
ここでちょっと驚いたのは、メマトイが沢山居たこと。早くないかい?
あれは釣りの最中に目の前を飛ぶので、かなり鬱陶しい。仕方ないですけども。
楽しみが沢山選べるのが今時期ならでは。
こうした季節の進行状況は、魚達の動きにも関係してきます。水面にはカゲロウが舞い、ライズする魚も幾つも見えました。
山奥の芽吹きが始まれば、昆虫類が更に増え、魚はそれを食べる。その頃は私は山菜採集が忙しくなります。
今後しばし、山菜と渓流のセットで、山菜のウェイトが高めなシーズンです。