山渓遊びブログ 渓流釣りと採集

岐阜県から 山渓アウトドアライフ

私の子育て

4月7日金曜日

息子の大学の入学式です。父兄参加は無しとのこと。

18歳成人を迎え、これからは大人として歩んでいく。入学おめでとう。楽しく学んでくれよな。

 

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子供への接し方は、絶対のマニュアルがありません。

これは子育てに限らず、人材育成においては、同様ではないかと。誰にも当てはまるやり方が開発出来たとしたら、世界中の教育機関や企業が大金出してくれるでしょうね。

釣り好きな父親は、息子と一緒に釣りがしたい。親の欲求と、息子の趣向が合致したら嬉しいです。

私自身は大した人間ではないですが、我が人生で唯一の自慢は「息子のアウトドア教育が成功したこと」です。唯一ですからね、アウトドア以外の事に関しては、知りません(笑)。

 

私が自分の子供に接する時は「放任主義」で、指示したことはあまりないです。

あれをやれ、とも、これはダメ、とも、言わない。アウトドアでは基礎的な動作と、本当にヤバい(と私が判断する)ものだけは、教えましたけど。手出し口出しが過ぎると、かえって子供の好奇心を削いでしまいそうな気がします。

私が良いと思うようにやらせるのは、「私の型枠」にハメてしまいそうで、嫌。と言うか子供って、親の思うようにはなりませんよね。

 

何がダメで何が良いのか、自分で考えて理解し、行動出来るようになることが大事。選んだ行動で、成功体験を得て、楽しみと自信を持てれば、理想的です。

親は子供に「成功体験を持たせること」は出来なくて、サポートくらいじゃないですかね。

 

「危ないからやっちゃダメ」と言うのは、何も教えてないのと同じ、と考えてます。

教えたことで、本人の能力が上がるのが、教育。教え、育てることです。何かを取り上げるだけでは、能力が上がりませんからね。

さてその息子ですが。

学校の宿題をやらずに放置したりとか、ありました。私は「勉強はした方が良い」と言ったことが、一度だけあります。

よくある「何故勉強しないといけないのか?」との問い。この疑問に親や周囲の大人が、どう答えるか。子供に「勉強しろ」と言うなら、それは何故か。

 

ここで本人が親の言う事を聞かないとしたら。

それで困るのは本人の課題で、必要性を理解させたいのなら、そちらが親の課題。

聞かない子供のせいにしても、誰も幸せになりませんし、むしろストレスになるだけ。子供に何かを伝える時、聞く価値がある・ないは、親の方でなく子供に判断するボールがあります。親子と言えど別人格、私は子供の意思は尊重するスタンスです。

 

ウチは私も息子もアウトドアが好きで、これを例にすると。

知識も技術も、レベルが上がるほどに出来ることが増えて、選択の幅が増えます。危険を避け、望む成果を手にするには、自身が向上した方が有利。

これは勉強でも同じで、学力が高い方が選択の幅が広いのは間違いないです。

お金の意味を話すときにも転用できますね。沢山持ってる方が出来ることが多い。多い方が必ず幸せかと言えば、そうではないかもですけどね。

息子は外遊びが好きで、特に生き物に興味を示しました。伸ばせば良い個性ですね。

アウトドアのフィールドとは親和性が高く、私の趣味に同行するのは互いに好都合でした。

やりたい事が絞れているのなら、何の勉強が必要か、答えは出やすい。

 

幼少時から一緒に山渓に出て、魚を釣り上げると、とても嬉しそうな笑顔を見せた息子。それで嬉しかったのは私の方こそです。

渓流釣りも採集も、父親が楽しんでいるところを見せることは、言葉の説明より説得力があったのではないかな、と想っています。