山渓遊びブログ 渓流釣りと採集

岐阜県から 山渓アウトドアライフ

2023年6月の渓流釣り

「天国と地獄」とは大袈裟ですが、この一ヶ月の私の釣りは、マルペケが分かれました。

月単位は人間の暦の話。6月初頭はまだ肌寒い日があり、そして梅雨入り、梅雨の中休みには夏日が来て、つまり一ヶ月の中で水量、気温水温などの条件が目まぐるしく変化します。

 

印象としては、天国に軍配。

40cm超えの大型渓魚が4本。これは6月の釣果では過去最高で、まさに天国。

地獄の方では。何処を狙っても、何を試しても、ダメ。天国の方とのギャップがあり過ぎました。

 

こうしたことが起こるのは、おそらくは魚の動きを私が補足し切れないことが一因で、しかし当てた時には絶好釣、となりました。良い方では運が味方してくれたと思います。

 

増水傾向の第一週、瀬のポイントから。

瀬頭の主流に小さな脇の流れが合わさり。

立ち位置が違うと見落としそうなくらいの、波立ちの変化に居ました。

主流でなく脇の流れから通し、一発でドン!

 

同じく第一週。

こちらは細身でした。この日見付けた釣りパターンがハマり。

小淵の最深部にユックリと送り込み、仕留めました。

体型の割に抵抗が激しく、浅場に出してからが寄らずに苦労しました。

 

梅雨の中休みで水が引いた、第四週。

いかにもな深瀬の、瀬尻のカケアガリに着いてました。

何度か通しても反応がなかったのが、仕掛けを調整し、目先を変えてアタリを取れました。

厚みある、良いコンディションです。

 

同、第四週。

強い流芯の白波が消えるあたり。

表層流れからは視認出来ない、芯の脇からの流れの絡みがあり、そこに居ました。

見惚れました。

この厚み、魚体のバランス。プロポーションは過去三指に入ります。

 

 

第二・三週は、ここで雨が止まって減水、気温水温が上昇傾向、魚の移動が読めなくて、狙いの展開は叶わず。

 

この6月はイワナが元気でもありました。

意外と水温が上昇傾向の中でも反応があり、尺上クラスが複数。

遡上系の魚が動く季節で、居るところには多くの良型が居る。しかし外してしまうと厳しい。

ちなみに、↑この画像でサイズは尺チョイ。手の大きさから、40を超す魚の長さと厚みの違いが良く分かります。

 

 

狙いの釣果を出すのに、状況把握からの場所と釣り方の選定が要ります。

私の考えでは、状況変化に対応するのは、魚の動くタイミングの読みが重要。次にその時々に合わせた釣り方。

どうしても当たりパターンが見えない時、場所変更は有効な手で、しかし釣り方の工夫を探すには、移動なしで通すのも捨てがたい。

釣りで何を重視するか、それは一つには釣果。私は同時に、状況への対応力の進歩が欲しい。

データを取るために、梅雨の中休みには、あえて読みの外の河川ポイントに入りもしました。

結果、まるでペケを引き、その感触から選んだ場所で、後半は好釣にも恵まれ。無駄になっていないので最終的にはOKな気がしますが、「良い」と読んだ方でも外してますから、まだ全然甘い。

冒頭に戻しまして、反省点が沢山見つかったことは本当ですが、大型を含め、良型に多く出会えて好印象だったことも確か。

状況の判断力と技術力をもっと上げて、楽しい釣りがしていきたいものです。