山渓遊びブログ 渓流釣りと採集

岐阜県から 山渓アウトドアライフ

アマゴ&イワナ・40up

「いかにも」な流れを狙うも、レギュラーサイズのアマゴが出たのみ。

仕掛けを何度か調整し、続けて打つと、小さくアタリが。

 

アワセを入れると、重い!

ヤバめな魚が出たな。上流に竿を寝かせ、動きを止める。

 

下流に落とさないよう、ジワジワと上流に泳がせ、竿のテンションで体力を奪う。

この重さでは、無理出来ない。慎重に、力を加減しつつのヤリトリ。

よぉっし、良いイワナ

40cmをだいぶ超えてる。これは力強い泳ぎをするわけだ。

長さもあるし、太い。

これだけの肉厚なイワナは、久しぶり。

これが捕れたら、来た甲斐あります。ありがとう、良く出てくれた。

 

実は朝一ポイントでは、アタリすら無くて。

朝一を外し不安がよぎりましたが、次の場所で大型魚に出会えて、これで気持ちに余裕が出来ました。

今回は探りたい場所が幾つかあり、しかし梅雨の中休みで、水量が微妙。ややバクチ的な場所選択です。

 

次のポイントは、今回釣りたかった本命場所。

昨秋、オフシーズンに見に行って、良い雰囲気だったので、今年はやってみようと。

 

本命ポイントの前に、ちょっとした小場所が目に付き。

そしたらビックリ、大小のアマゴとイワナが、14匹も出ました。

多分、ここを誰も釣ってないね?

最大魚が尺イワナでした。が、先ほどのイワナが厳つ過ぎて、カワイく見えます。痩せ気味だしね。

悪口じゃないです、出てくれてありがとう。

ホタルブクロが咲いてる。暑いし、やはり夏だなぁ。

 

 

さぁ、大本命。

しかし。先の小場所は短時間で連発でしたが、こちらはアタリません。

絶対に魚は入ってるハズ。しばし粘り、やっとの反応はバラシ・・。次はレギュラーアマゴ。

 

あれこれ試すうち、流芯の切れ目辺りに、底流れの緩みが有ることに気付きました。

地形と脇の流れとのぶつかりで、流速が落ちてるのだろう。そこを狙います。

 

竿先に僅かに重みが乗った感触。

アワセると、強い引き込み!

竿を絞り、流芯から魚を出した時、バシャッ!と水面が割れた。うぉ!デカい!!

一気に高まる緊張、かなりの魚だ。

手前側の流れが緩いので、そこで泳がせる。落ち着け、ユックリ寄せれば大丈夫だ。

 

よぉし、獲った!!

 

素晴らしいプロポーション

幅広の筋肉質な40upの魚体。「見事」だ。

ありがとう、良くぞ居てくれた。まさかこんなアマゴが入ってるとは。

 

自分で釣り上げておいて、見惚れてしまいました。

嬉しいな~、粘って良かった。

薄っすら赤味が付き始め、魚も夏の色。

パーマークは僅かに残っています。

パッと見は陸封サツキっぽいですが、私の判定ではこれは遡上系アマゴ。

ランドロックサツキに比べ、大型化するアマゴは太い魚体が多い。この両者は特徴として、鱗、ヒレの色と形状が違います。

この個体は、鱗はシラメ型でなく、ヒレにツマグロが無く、尾鰭が赤く形状はアマゴ型だが、胸鰭の黄色は薄い。

色んな個体が居て、観察が面白いです。

 

 

いつ以来か、ちょいと気が抜けました。これで満足しちゃった、というか。

朝のうち、見立てたピンポイントを攻めて、気温水温が上昇する前に勝負掛けたのが良かった気がします。

 

この後も探索は続行しましたが。

良いポイントが見付かったり、試しに竿を出したら完封されたり。

もっと釣れれば嬉しい、しかし今回はもう、これで良い。

一日にアマゴ&イワナの両種で40upは、私は初めて。それがどちらも太く良い魚体。

おそらく魚食でしょうね。昆虫餌のみではこの体型は無いのじゃないか。

ヨンマルって、渓流魚では一つの壁です。まったくラッキーでした。

今回の釣行は忘れられない思い出になります。感謝!