「いかにも」な流れを狙うも、レギュラーサイズのアマゴが出たのみ。
仕掛けを何度か調整し、続けて打つと、小さくアタリが。
アワセを入れると、重い!
ヤバめな魚が出たな。上流に竿を寝かせ、動きを止める。
下流に落とさないよう、ジワジワと上流に泳がせ、竿のテンションで体力を奪う。
この重さでは、無理出来ない。慎重に、力を加減しつつのヤリトリ。
よぉっし、良いイワナ!
40cmをだいぶ超えてる。これは力強い泳ぎをするわけだ。
長さもあるし、太い。
これだけの肉厚なイワナは、久しぶり。
これが捕れたら、来た甲斐あります。ありがとう、良く出てくれた。
実は朝一ポイントでは、アタリすら無くて。
朝一を外し不安がよぎりましたが、次の場所で大型魚に出会えて、これで気持ちに余裕が出来ました。
今回は探りたい場所が幾つかあり、しかし梅雨の中休みで、水量が微妙。ややバクチ的な場所選択です。
次のポイントは、今回釣りたかった本命場所。
昨秋、オフシーズンに見に行って、良い雰囲気だったので、今年はやってみようと。
本命ポイントの前に、ちょっとした小場所が目に付き。
そしたらビックリ、大小のアマゴとイワナが、14匹も出ました。
多分、ここを誰も釣ってないね?
最大魚が尺イワナでした。が、先ほどのイワナが厳つ過ぎて、カワイく見えます。痩せ気味だしね。
悪口じゃないです、出てくれてありがとう。
ホタルブクロが咲いてる。暑いし、やはり夏だなぁ。
さぁ、大本命。
しかし。先の小場所は短時間で連発でしたが、こちらはアタリません。
絶対に魚は入ってるハズ。しばし粘り、やっとの反応はバラシ・・。次はレギュラーアマゴ。
あれこれ試すうち、流芯の切れ目辺りに、底流れの緩みが有ることに気付きました。
地形と脇の流れとのぶつかりで、流速が落ちてるのだろう。そこを狙います。
竿先に僅かに重みが乗った感触。
アワセると、強い引き込み!
竿を絞り、流芯から魚を出した時、バシャッ!と水面が割れた。うぉ!デカい!!
一気に高まる緊張、かなりの魚だ。
手前側の流れが緩いので、そこで泳がせる。落ち着け、ユックリ寄せれば大丈夫だ。
よぉし、獲った!!
素晴らしいプロポーション。
幅広の筋肉質な40upの魚体。「見事」だ。
ありがとう、良くぞ居てくれた。まさかこんなアマゴが入ってるとは。
自分で釣り上げておいて、見惚れてしまいました。
嬉しいな~、粘って良かった。
薄っすら赤味が付き始め、魚も夏の色。
パーマークは僅かに残っています。
パッと見は陸封サツキっぽいですが、私の判定ではこれは遡上系アマゴ。
ランドロックサツキに比べ、大型化するアマゴは太い魚体が多い。この両者は特徴として、鱗、ヒレの色と形状が違います。
この個体は、鱗はシラメ型でなく、ヒレにツマグロが無く、尾鰭が赤く形状はアマゴ型だが、胸鰭の黄色は薄い。
色んな個体が居て、観察が面白いです。
いつ以来か、ちょいと気が抜けました。これで満足しちゃった、というか。
朝のうち、見立てたピンポイントを攻めて、気温水温が上昇する前に勝負掛けたのが良かった気がします。
この後も探索は続行しましたが。
良いポイントが見付かったり、試しに竿を出したら完封されたり。
もっと釣れれば嬉しい、しかし今回はもう、これで良い。
一日にアマゴ&イワナの両種で40upは、私は初めて。それがどちらも太く良い魚体。
おそらく魚食でしょうね。昆虫餌のみではこの体型は無いのじゃないか。
ヨンマルって、渓流魚では一つの壁です。まったくラッキーでした。
今回の釣行は忘れられない思い出になります。感謝!