ざっと画像を見返すと、良い釣果に恵まれた年だったと思えます。梅雨以降の猛暑渇水は過去に無いレベルで、厳しい日が多かったのですけどね。それでも、ある程度条件が揃った日には、大型魚にも出会えていました。
これも経験で、今後は少々の減水の条件であれば、対応が出来るのかもしれませんが、状況を打破する力不足を感じたシーズン後半でした。
渓流釣りの成果で私は、新たな発見やその手応えがあり、そのことで好釣果に繋がった時に、満足感を感じます。
今シーズンの渓流釣行記事で、私的印象に残ったものから、感想・解説を加えて振り返ります。
渓魚が成熟する秋に、鱗の反射が消えるアマゴが現れます。翌春、産卵行動後に生き延びたこのタイプを探すには、何処で、どう釣るか?
2月にしては好コンディションのアマゴ達が出てくれて、近年探っていた狙いは良かったと思えました。
4月の本流域にて、久方ぶりの「目から鱗」な展開。
私も含めた殆どの釣り人が竿を出さないだろう、何でもない浅場に、尺クラスが居ました。
これは私には驚きで、我ながらよくそこで竿を振ったものだと。それがヒントになり、この日の狙い目を当てることが出来ました。
この時は渇水気味。良型渓魚は深場でなく浅場、またやや底を切って浮いているものが居て、それに気づいたのも大きかったです。
この前の回に、バラシや掛け損ないが多く、その反省から狙い場を変え、仕掛けも変えて臨んだ結果でした。
6月の梅雨の中休みの夏日。
これは私では滅多にない、時期的なタイミングを捉えた好釣でした。
正直、当てたのは偶然かも知れない。しかし目を付けていたポイントはやはり良かった。そんな印象を持たせて貰えました。ちなみに同じポイントに何度か釣行するも、その後は無反応続きで撃沈・・。
忘れられない、悔しい釣行。失敗から学ぶ事は、物凄く多い。あらためて、そう思います。
魚の活性に助けられ、何とか溜飲を下げました。
渇水の晩夏。魚の反応は辛くなり、好ポイントが無音続きの中で。
ある程度知った場所では私は、いつしか自身の釣り方がパターン化しがちです。しかし狙い目が外れ続きになると、ポイントもですが、釣り方が疑わしくなる。
ほんの僅かな違いで、魚の反応を引き出せました。その為に粘りに粘る。良い勉強になりました。
引き続き渇水の秋。
残暑と少雨で季節進行が掴み難く、狙い目が絞れない。
釣り方の工夫とタイミングが合う時、魚の反応を拾える、そんな釣行。当たりを引くまでに、全くの無反応状態で竿を振り続けました。
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繰り返しになりますが私は、釣果だけでなく、次に繋がる学びを得られたと感じた時、釣行の印象が深まります。
また、失敗は幾らでも起きるし、思い通りの結果にならないどころか、そうなる方が稀。想定外に良・悪の状況に立ち会う事が多いです。
今年の渇水は打つ手が分かり難く、苦労した分、出てくれた魚に感じる手応えが大きかった。
ありがたくも、良い結果に何度も恵まれました。釣果は勿論、そこから得た学びが嬉しいです。感謝しつつ、新たに見えた課題に今後は取り組みたい。
楽しかったシーズンに感謝です。