山渓遊びブログ 渓流釣りと採集

岐阜県から 山渓アウトドアライフ

銀化アマゴ追跡

今年は何故か、本流の銀化アマゴの出現率が高め。

どこでもそうではなく、河川により、また地域によりで、たまたま初春の釣行で群れを見付けました。なので追い掛けてみようと。

 

本格的に渓魚の遡上が始まるのは、もう少し先のはず。今時期は大半がおそらく水況次第の、小さな移動だろう。

 

「ここぞ」のポイントに、やはり。

掛けてすぐに良型と分かる引き込み。激しくローリングし、ギランギランと魚体の反射が。

この瞬間がたまりません。「よぉし、尺だ!」と声が出ます。

 

場所の選定、仕掛けの調整、それに釣り方。我ながら当てました。「読み勝ち」した感はとても嬉しいです。

 

個体差や日並みの条件はあるでしょうけど、渓魚は寒の残る春は、小さなエサを主に食べるイメージが私にはあります。小虫ばかり追う偏食な個体も居る様子。

良型でもベタ底でなくて、やや浮き気味で採餌してることもあるような。エサが軽くて、水中を漂うように流下するからでないかと。

それでハリのサイズをどうするかとか、沈め過ぎない釣り方が良いかとか、色々考えます。そこに加え、これまた私感では、銀化タイプは通常のアマゴとは性質が違う。

 

もう一丁出てくれました。朝一の良型連発は気持ちがいい。この時はやや水深のあるポイントが好反応でした。

 

イトフケを多めに取り、竿でテンションをあまり掛けないように、仕掛け全体が水に馴染むイメージ。

この釣り方は、私の数少ない得意技。これがハマると1箇所で連発したり、でもハマらないと、その日は非常に苦労することになります。もっと打つ手が沢山欲しい。

 

快調だったのですが、冷たい風が強すぎてヘコタレてきました。何でこんなに魚の機嫌が良いタイミングで、北風が来るかな。と言っても、仕方無しですけども。

雨が近づき、気圧変化が大きいのが、渇水の川の魚の活性を上げてるのかも、と考えると、何となくシックリきます。しかし、それゆえに冷たい強風・・

ちょっと休憩で、山を見ると山菜が出てます。

ハリギリ、コシアブラ、タラの芽、タカノツメ、ウコギ科揃いに、ワラビやコゴミのシダ類、他諸々。

嬉々として山徘徊するのですが、本流の釣りもまだやりたい。体が2つ欲しい季節です。どうしても山菜採取となると、河原からは離れがちですのでね。

 

風の止み間に、再度本流へ。

 

イワナが瀬に入ってるのは分かってたので、荒い場所を狙います。

思った通り、居ました。

これも、前述の得意技で仕留めた魚です。

 

背中の模様が不思議。イワナは個性豊かですね。

 

アマゴもイワナも、事前予想が当たれば嬉しく、予想外の好展開になれば、それもまた嬉しく面白い。

どちらにしても、自身の釣りが前進する感触が得られる釣行は、満足度が高いです。

意外な出来事は事前予想が無理ですが、一回一回の釣行から探したヒントで釣りを組み立てることは可能。

 

銀毛アマゴの追跡は成功、尺上イワナも出てくれて、内容的にもヨシ。よく釣れました。

 

良い釣りが出来ると、生まれてくる気持ちがあります。

それは「感謝」。

魚だけでなく、様々なものたちに、ありがとう。