山渓遊びブログ 渓流釣りと採集

岐阜県から 山渓アウトドアライフ

超絶寒の戻り

今シーズン、(今のところ)一番厳しい釣り。

2月は暖かい日が多く、冬にしては珍しい釣りやすい条件でした。が、3月に入ってキツい寒気が来ています。

 

朝の気温はマイナス7℃。標高を上げると、マイナス10℃。

マイナス10℃・・? 空気が肌に刺さる寒さです。「標高が100メートル上がると、気温は0.6℃下がる」らしい。大体の目安になりますね。

で、マイナス7℃の標高に行ったワケです。そんでも目茶寒い。とりあえず釣りの準備をして、河原に立ってみたものの、無理でした。陽光が差すまで待機。

何ヶ所か見回るつもりで、釣り場の候補地を考えてたのですが、こりゃ計画変更しないと。

 

今回の一尾目はカジカでした。一尾にカウントするかはともかく、私は出会えると嬉しいです。愛嬌があり、可愛い。

河川によっては、結構上流域にも居ますね。

 

25cmくらい? 産卵後に回復したメスですね。画像では分かり難いですが、肌の色がメスの回復個体らしいなと思いました。

腹が膨らんで、沢山食べてるのでしょう。春本番の頃には、良いサイズになりそう。

 

太陽光が入り、少し気温が上がるタイミング。その時間帯が、明らかに魚の反応が良い感じでした。

 

朝の冷え込みがキツく、沢水もパリパリに凍ってました。日中に融雪・解氷すると、水温は低いままになるだろう、と予想してまして。

太陽光の入るチャンス・タイムに集中です。

 

とは言え、反応の辛さはナカナカで。

カスるような僅かなアタリで、それっきり、とか。アワセてもハリに乗らず、掛かってもバレる。

こりゃ難しい。冬って、こんな釣りがままあるのですが、今年は3月にこうなるのは想定外でした。

魚体は春めいてきていて、しかし反応の出方は真冬。

 

まだ冬色を残したアマゴも。

今回に関しては、春色も冬色も、どちらの反応も難しかった。

冬の間はミニサイズのアマゴは割と元気に出てくれますが、今回はそれすら辛い。

喰い渋りはこの寒さなら分かる気がしますが、釣れてくる魚を見ると、シッカリ食べてる個体も居る様子。ってことは、私の釣り方が悪い(笑)。

 

私は冬の渓流釣りは、結構好きです。得意、とまでは言えないですけども。寒さで動きの良くない渓魚を釣る工夫が楽しいですからね。

まずは行き先を考えます。が、今回は初期をあまり知らない地域に行ったので、水中の季節進行がイマイチ読めませんでした。

このところ私は、釣れるかどうかよりも、今見てみたい、やってみたい釣り場を選ぶことが多いです。ですがここは考えどころで、あまりの寒気が来てる時は、避けた方が無難な場所もありますね。

 

寒い中でも、フキノトウは沢山出ていました。

鮮やかな黄緑が見えると、「春が近いな」って、ホッコリします。

 

釣りの手応えとしては、どうも今回だけでは何とも。

久しぶりに本当に寒のキツい日を引いて、これもまた経験かと思う次第です。