今年は季節の巡りが早いです。融雪も木々の芽吹きも。例年比で1週間から10日くらいかな。
となると当然、渓魚の動き出しも早い。
今釣行は友人のしえらさんと同行。
直前に行き先を相談して、釣り場が決定。本流渓魚を狙いに行きました。
深トロの流れから、シラメ系のアマゴ。中々力強い個体でした。
・・白状しますと、一箇所で7回のアタリで、捕れたのがこの一尾だけ。ヘタ過ぎる・・。
目一杯の言い訳しますと、朝の気温が−3℃、霜が降り、寒い・・。陽光が差してから、やっと魚が動いたようでした。季節はすっかり春かと思わせておいて、寒の戻りに当たると釣りが厳しいのですよ。
と、それはともかく、ちょっとこのバラシの原因には心当たりがあるんですよね。その検証はまた来週以降です。
こちらはパーマーク入り。よく太って、コンディション良し。
朝は冬のような寒さでしたが、魚達の姿からして、やはり季節は進んでいますね。
銀化のアマゴは群れてることがあるのと、居場所がパー着きアマゴと違ったりします。
何処からどのタイプが出たか、よく見て、今回は同行者からも情報を貰い、次の狙いを組み立てます。誰かと一緒に竿を出す良さですね。
しえらさんは尺イワナを2本も獲られ、お見事でした。
私も掛けたのですが・・バラシてしまい。
同行者の釣果は素直に嬉しいですけど、自分のバラシは悔しい。次は必ず獲ってやろう。
さて、このイワナの居場所がまた、ヒント。
広い本流の大場所でも、出てくるポイントはアマゴとは違います。完全には分かれてないですけども。
私はアマゴ・イワナは両種ともターゲット。居着き魚、移動魚、遡上魚と、渓魚の私的区分があり、どのタイプが何処からどう反応するかは、毎釣行で大事なテーマです。
銀化アマゴにも、完全なシラメタイプと、パーマークの見えるタイプがいます。
今回は銀化タイプの出現率がやや高めでした。
銀化アマゴは移動性が高く、季節とともに居場所が変わりますから、これを追跡するのも面白い。読みが当たれば、複数の良型と出会えることもあります。
居着き魚とは違う難しさ、楽しさを感じていて、それでどう釣るのか、ポイント選びから考え、これが当たると嬉しい。
この季節は山菜も気になります。
私にとって水辺の植物の生育観察は、山菜の採集の目的と、季節進行のヒントを得る手段の両面です。そこから釣りの組み立てを考察すると、一石何鳥にもなる。
何種かの育ち具合と、魚の動きを同日に見て合わせて行くわけです。
観察項目は昆虫類、コイ科魚等、他にも沢山。友人と釣りを話し合うことも楽しい。
釣果も欲しいですが、その過程に色んな角度からの面白味が詰まってると思うのです。
今シーズン初の水系の本流河川の釣りは楽しかったです。
しえらさん、ありがとうございました。
またご一緒お願いしますね。
・・続く