「山間に行くときに、ご当地グルメとか温泉とか、渓流釣り以外のことはしないの?」との質問。
「全っっっ然、しません!」が私の答え(笑) 普段は、という話です。遠征時なら、多少は?
しかし夜ならまだしも、日中に山渓から離れるとかは、単独だったらまず無いです。フィールドは釣りそのままに、山菜やキノコ探したり、そうした楽しみに時間を振り分けることはしますけどね。
折角行ったのに、色々見ないと勿体ないじゃない?と問われたこともあります。が、それは渓流禁漁期でも出来る事で、釣りは一年中出来るわけではなく、山菜やキノコは季節限定ですから、時間が勿体なくて、私は他事はしていられないのですよね。
こうした行動の個人差は何処にあるのかと考えると。
まずは個々の嗜好。渓流釣りが趣味でも、求める内容は皆違いますからね。もう少し詰めると。
1・釣行で、何をどうしたいか、その目的意識
2・1の達成への意欲の高さ
少し言葉を変え。
狭く深く追求したいか、浅くとも幅広く楽しみたいか
これらは人それぞれです。それと、毎回同じ目的で釣行するばかりでもないですし。
旅行気分的な、普段の生活から離れた楽しさを持つ人も居られます。その方にとっては、釣りだけで一日組むのでなく、食事や休憩まで含めた楽しみが目的なのでしょう。何なら、釣りは少しで良い人もいますね。
私の場合は中心軸が渓流釣りで、同じフィールドを深く知りたいとの好奇心から、周辺の山渓遊びも組み込んでいます。渓流に行ったら釣り一本、という方からすれば、随分緩いと見えるかもしれません。
私の場合は渓流の周辺の自然に触れる事も、大きな楽しみです。あくまでサブではありますけどね。また私の渓流釣りの考察は、魚と渓のみでなく、周辺の植物や菌類等の観察から組み立てられているものも少なくないです。
サブ的に周辺を楽しむことと、そこからの学びをメインの渓流釣りに知識として結ぶことに面白さを感じていて、近年取り組んでいるテーマにもなっています。ここは私のオリジナル色が強い部分。
こうした考察の構築は、幾ら詰めても終わることは無さそうて、ゆえにずっと追い掛けられる。考察が成ったかどうか、それはメインの渓流釣りで、自身の求める結果に反映されることで証明されます。勿論、その判断もまたオリジナルで。
突き詰めたいものを決めて行動するに当たり、時間もお金も体力も、他に回す余裕がないのが正直なところで、また他を探さなくても、十分過ぎるほどの楽しみのボリュームがあるとも感じます。この辺が他事へ揺れない理由ですね。
私の釣行の目的は、渓流釣りで満足の成果を出すこと。休日を楽しみ、人生を豊かにする事を叶えたい。その形は一人一人異なるものと思っています。