登山が趣味の人と、GPS使用の話題が出ました。
私はあまり使わないと言ったら、「どうやって山中で現在地を把握するのか?」と聞かれたので、一考。
使わない訳ではなくて、同じ山を歩くのにルートを変えるとか、危険個所をマークするとか、そうした事ではGPSはとても便利です。スマホ一つで操作も簡単、いざやの時に通信手段を持つことは安心でもありますしね。
同じ山でも季節が変わると、景色が随分違って見えます。夏は草木が茂って視界が悪くなりますし、雪が乗ると地形が見え難くなり、自分が何処に居るか分からなくなることも多々。

私が山に入る多くは、人里離れた渓流へ行く時と、キノコ探しに行く時。普段は釣りでもキノコでも、日帰り圏内です。これらは目的地が超長距離でもなく、現在地情報が無くても、私はあまり困りません。山を幾つも超えて行くような場合は、方向の確認と現在地の把握は大事かと思いますけどね。
私は山行する際は、「川」を中心に地形を見ることが多いです。
釣りの場合は、川沿いに歩き、川沿いに戻れば、道迷いは起こらないです。暗くなると危ないのですが、明るいうちならまず問題はありません。
キノコ探しの時はやや難しくて、目的地があるようで無い。この場合でも、事前に地図を見て、「川」が何処を流れているのかを覚えておくと役立ちます。

ちょっとした距離の移動でも、道迷いは起きます。
例えば、直登するにはキツい斜面に出会った際、左右に進路を振るのですが、大きく迂回するうちに、元居た位置から見て山の裏側に入ることがあります。
この際に日照があれば良いのですが、木々に覆われた山や曇天等だと、いつの間に裏側に来たか分からない。右へ右へと進んだはずが、いつの間にか左方向に向かってるのですね。そのうち谷に出会う、またも登れない急斜面に当たるなどしているうちに、「あれ、ここは何処?」となる。山は地形が複雑で、甘く考えるのは危険と思います。
これは尾根越えでも起きることで、山の反対側に入ると、急に現在地を見失う確率が高くなる気がします。先の例とは違って、裏側に入ったことは認識し易いですけどね。
こうして複雑なルートを取る時は、GPSはやはり頼もしい。例え迷っても、現在地が分かれば安心ですのでね。

私自身は東西南北の方向感覚には正直、自信が無いです。しかし山歩きには「慣れ」があって、普段はそれで通せているのも確か。
格好つけるでもなく、機械を使わずとも、自力で楽しく遊べていれば問題ない。その時々で、便利な道具も使っていけば良いかなと思っています。