山渓遊びブログ 渓流釣りとアウトドア

岐阜県から 山渓アウトドアライフ

渓流考察

岐阜県のツキノワグマの事故について

住民からは「怖くて出歩けない」「いつか起きると思っていた」といった声が相次いだ。 県は3日、県内全域にツキノワグマ出没注意情報を発令し、注意を呼びかけている。 ツキノワグマ出没注意情報とは、県内で獣害事故が起きた際に発表されるのだそう。今後…

渓流釣りで熊に出会う事を考える

7月12日未明、渡島管内福島町の住宅地で、北海道新聞の男性配達員がヒグマに襲われ死亡した。 今月14日、北海道斜里町の羅臼岳で登山中の男性がヒグマに襲われ、その後、遺体で見つかり、 ・・と、北海道で痛ましい獣害事故が起きました。 7月の方は住宅地で…

渓流釣りの仮説と検証

渓流釣りでは、渓魚のこと、釣り方のこと、季節のこと等、様々な要素を考えて釣行します。 釣りたい魚が今どこに居て、どんな釣り方で釣れるのか? 次々に魚の反応が出るような日もあれば、良い感じの流れに見えても全く無反応とか。どんな日に当たっても、…

渓流釣りの釣行記事への質問

私がブログをやるようになり、もう何年だろうか。お読みの方から頂いたご質問がありました。 Q・「どうしていつも良型が釣れるのですか?」 質問者様は釣りたいが中々釣れないとのことで、これはどう答えようか、少々悩みました。私はいつもどこでも釣れてる…

渓流釣りで自然に触れる効用

気持ちが落ちる時、って誰でもありますね。 そんな時、人の気配を感じない、美しい山渓に入ってみると、ホッとすると言うか、元気が出てきたりします。私は屋内で仕事をしてる関係もありそう。もしかすると、山中にお住まいの人だと、感想が違うのかもです。…

渓流釣りで個性を活かす

私は自己判定で、渓流釣りの技術力は中級者くらいです。 世の上級の人たちは、本当に凄い。目を見張る釣果を出される人が沢山居ます。私もそこに近付きたくて、でも思うように上達しない。 そこで。 世間一般に言われる渓流釣りの考察とはちょっと違う、オリ…

渓流釣りで熊に出会う

少し前の釣行で、熊に出会いました。 これを話すと、「危ないだろう。襲われたらどうするのか?」と反射的に返されることが多いです。 私の答えとしては、 「熊は、そこに居るだけなら何ともないです。向かってこられたら、タダでは済まないでしょうけど。 …

渓流釣りのハリについて

釣り具類で非常に大事な一つが、魚との接点である「ハリ」。大小、形状様々なハリがあり、ではどう選ぶのが良いか? 竿・ライン・ハリの3つの組み合わせが良いと、掛かりよくハズれが少ないように思います。 以下、具体的にどの竿とどのハリ、という表現は…

ギンリョウソウ 渓流で出会う植物

ギンリョウソウは葉緑体を持たず、光合成をしない、真っ白な植物。 不思議なビジュアルで、私は好きです。 このような記事があり、興味深く読みました。 文中に「菌従属栄養植物」との言葉が出てきます。 光合成しないギンリョウソウは菌類と共生して、栄養…

渓流釣りで「魚にビビる」

私が渓流の経験が浅かった頃、ハリ掛かりした魚がデカいと分かると、キンキンに緊張してヤリトリしていました。緊張、でもあり、ある種の「ビビり」だったと思います。 魚が攻撃してくる訳ではなく、直接危害は加わらない。でなくて、強い魚の引きを捌けない…

2025年 渓流シーズン前半を振り返る

2月・強烈寒波~3月 2月1日の一部河川の渓流解禁から、その数日後。「10年に一度クラス」と呼ばれた寒波が来て、各地で大雪となり。その1週間後に、更に「最強クラス」の寒波が来て、この時は雪よりも冷え込みがキツかったと感じました。これがしばし…

渓流釣りで「気付き」を探すこと

渓流釣りで好釣果を出したい。 しかしそう簡単に思う通りにはならない。 私の想うに渓流釣りには、ちょっとした意識や行動を変えるだけで、すぐに見違えるほど上達する魔法は、存在しないです。 ですが知っておけば使える有効な知識はあって、逆からは、知ら…

「森と川の季節的なつながりがアマゴの多様な生き方を育む」 京大HPから

⽇本などの温帯地域では、森林から河川に流⼊する陸⽣無脊椎動物(以下、陸⽣動物)が、受け⼿となるサケ科⿂類の重要な餌となり、それらの成⻑や繁殖開始年齢を変化させます。陸⽣動物が流⼊する季節は、河畔林の植⽣によって変化し、例えば落葉広葉樹に囲…

渓流釣りで「鼻が利く」こと

渓流釣りで釣果を上げるには、 1・状況判断 ⇒2・場所 ⇒3・道具 ⇒4・技術 (⇒・運) 優先順はこんな感じと私は考えてます。一番は判断力、もしくは勘ですね。とは言え技術や道具も勿論大事ですが。 自分の探したいもの(利益)に敏感な様を鼻が利くと表し、…

渓流釣りで他者を案内すること

「名選手が必ずしも名監督にはならない」と云われます。 指導者としてと、プレイヤーとして優秀なのとは、違う話、という事でしょうね。勿論、両面で優秀な人も居ますけども。 釣りの場合も、自身がよく釣るのと、他者に釣って貰えるのは、別の力かも知れな…

渓流釣りの目標サイズと道具類の話

「同じ魚種なら、小より大を求める」のは、釣り人の共通の指向の一つだと思います。全ての人、全ての釣り種に当て嵌まるかは、ともかくとしまして。 20cmより30cmと、大きい魚の方が嬉しいのですが、魚の生まれ育ちにより価値観が分かれるのが、渓流釣りの面…

2025・2.22 現在 長良川の様子

郡上市のライブカメラから 今年の雪は大概ですね。上流部は特に、釣りが厳しいとかの前に、危なくて川に近寄ることが出来ません。 ここまで降雪量が多いのは、私が冬時期の長良川に行くようになって、初めて。 気象予報では、今回の寒波が去ってからは、暖か…

釣行の反省だけでは

先日の釣行。 この時期としては、まずまず良い釣りで、楽しかった。終わりよければで、釣行直後はマルだと感じてたのは本当ですけど、思い返すに、内容がよろしくない。 ある区間でのこと。捕れた魚は4尾。しかし6~7尾捕り損なう。もしかして、ミスった魚が…

渓流解禁の成魚放流のこと

あるSNSで見掛けた、釣り人の嘆き。成魚放流を釣りに行った人のもので、省略して紹介しますと、 ・エサ釣りの人が大量キープして持って行ってしまう ・数日後に再訪しても、殆ど魚が居ない ・漁協はもっと長く楽しめる漁場管理をすべきではないか? と、こん…

2024−2025 渓流オフシーズンのこと

渓流釣り禁漁期の10月〜1月までの4ヶ月間をどう過ごすのかは、結構大事かなと思います。 私はオフシーズンにも渓流釣りを前進させたくて、今までにも秋冬に何をしようか、色々考えました。 2024−2025年のオフシーズン、新たな遊びとして琵琶湖のワカサギ掬い…

回想・美アマゴ

落ち込みの強い白波が岩盤に当たり、目視出来ないが、おそらく底流は反転しているはず。 上波にラインを取られないよう、入水角度を調整し、慎重に通すと、小さな反応が出た。 アワセを入れ、ヤリトリ開始。 最初は落ち込み下の深みに潜った魚が、しばしの抵…

降水と冬の渓流釣り

冬の渓流は、釣りには厳しい日が多め。 それでも好条件はありますし、逆に輪を掛けて厳しい日も。 条件変化をもたらす一つは、水量の増減。本記事では、降水に焦点を当ててみます。 ・降雪と降雨 粉雪 気温の低い時の雪で、釣りには厳しいです。 流水では魚…

回想・ピンクの婚姻色

大場所に挟まれた、段落ちの瀬が続く区間。 朝から降雨で増水しつつ、な状況。 対岸に大岩があり、強い流れが通っていた。 水深は読めないが、岩の前がエグれていそう。 上波を避け、上手く沈ませられれば、魚が居れば喰うかもしれない。 「ゴゴッ」と硬いア…

回想・「壁」を超す魚

淵尻に良型のアマゴが見え、しばし観察。 ウロウロしているが、時折定位するような仕草。あれは狙えそうだ。 姿勢を低くして、魚に気取られないよう、慎重に。 数回通すが、反応しない。 更に数回、打ち直したところで。 見えている良型ではない、別の魚が深…

渓流釣りの四季彩と色彩

冬は雪と氷に覆われた白銀の世界から、春に雪が解け、緑眩しい初夏になり、更に緑濃い夏が来て、秋に紅葉した後は植物の葉が落ち、そしてまた冬が来る。 と、ザックリ書くと、お正月からの一年の日本の四季はこんな感じ。ですが私の住む地域周辺では積雪が少…

回想・秋アマゴ

淵尻のカケアガリに大きめの沈み石が見える。その石の前で流れが分かれ、一方は次の瀬に落ち、もう一方はカケアガリに沿い、こちらの手前側へ寄っていた。 最深部から淵尻を狙い、上手く手前の流れを掴んだところで、来た! 掛かった魚はグンと潜り、上流の…

回想・個性的体色

強い流芯からの白泡の脇に、大岩の窪みがある。水中で流れの方向が変わっているだろうと想定し、立ち位置を取った。 見えない底層流と、見えている表層流の合わさる部分の緩流帯を狙う。 狙い通りのピンポイントで反応! アワセを入れると、魚は流芯下へ。 …

回想・夏アマゴ

大岩の脇に流れが通り、深く掘れている。 「いかにも」な雰囲気だが、魚の反応は無い。 立ち位置を変えて、再度狙うも、やはり無反応。良い流れに見えるが? 更に立ち位置を変え、通すこと数回。小さな反応が出た。 アワセを入れると、激しい抵抗が始まった…

回想・釣りを変えてくれた魚

対岸よりに流芯の通る淵。 深部を狙い、流れ込みから何度か通すと、来た! この時手に持っていたのは、まだ使い慣れない釣り竿。 胴の張りが強めで、小さい魚が掛かっても、先端部しか曲がらない。 その竿が綺麗な弧を描いた。 拍子抜けのような、少し驚きな…

ブラウントラウトの繁殖&駆除 飛騨市小鳥川

漁協は毎年、在来種を守るべく、ブラウントラウトが産卵期を控え川の水量が少なくなるこの時期に、電気ショックによる駆除を行っています。 この日、川で確認されたイワナは24匹、ヤマメが16匹だったのに対し…。 なんとブラウントラウトは150匹が捕獲されま…