ようやく雨が降り、気候が秋めいてきました。
私的な里山キノコの代表格、アミタケ&クリフウセンタケが出番です。
アミタケは割と長期間発生する種で、秋が最盛期。クリフウセンタケは秋の一時に発生します。
どちらもズラリと群生が見られて、私的に大好きです。
この出方が良い。
私は群生する種が好きですのでね。発生期間が長くないので、今一所懸命探さねば。
たまに単生で、一本だけポツンと出てることがありますけど、もしかしたら、良いタイミングで誰かが採ってしまって、残りの個体に出会ったのかな?と考えたり。
よく「キノコは洗う・洗わない」の話題があるのですが、こうして発生する種は、ゴミを着けずに捕るのが難しい。私達の地元近辺では「シバモチ」「シバカブリ」とも呼ばれていて、土や葉っぱなどを持ち上げるように発生する様から名付けられたらしい。
軽くぬるま湯に通すと、汚れが土と一緒に落ちるので、割と掃除が楽です。
アミタケ
これも今時期は勢いよく発生しています。
オウギタケが共生して一緒に出てることが多いです。
この2種は一緒に居るはずなのですが、オウギタケばかりしかない時があって、多分タイミング違いなのだろうなと。
または先のクリフウセンタケと同じくで、アミタケだけ誰かが採って行ったのかも。
こちらは土から発生する種ですが、割とゴミの付着は少なめ。洗わないで処理することも出来るかも知れません。
上記2種と別で、今回目立ったのは、オオムラサキアンズタケ。
列をなす複数株の発生に、数ヵ所で出会いました。
やや大きくなるキノコで、山肌に多く出ていると存在感あります。
それと画像が無いですが、もっと紫の鮮やかなムラサキアブラシメジモドキも沢山。カワムラフウセンタケも出てました(裏側が紫掛かってる)。
紫色の当たり日、のような?
目的のキノコでなくても、何かの種が沢山発生していれば、そこは環境的に狙い目かと私は考えることにしています。
斜面の向き、日照、植生等々、キノコに具合の良い条件があれば、他種が近くにありそう。
逆に、発生環境が良いと見えない場所に出るキノコ達もあって、それが見えたら歩く方向を変えたりもします。
色々な要素を観察し、それで狙いの種に出会えたら、してやったり。「おぉ!」って声が出てしまします。これがとても嬉しい。
10月の初旬は、全般的にキノコの発生はイマイチでした。これはまだ暑い夏を引いていたのと、少雨の影響だったかと。
そんなことから、どうも山への集中力が切れがちで。
それが中旬を過ぎて、キノコ達が賑やかになり。
山歩きはやはり良いなと、あらためて思いました。楽しませてくれる、山の自然に感謝です。