3月1日 息子が無事に高校を卒業しました。
一年生の時に通学中に車にハネられて入院したり。
三年生の一時、うつ状態になって学校休んだり。
三年間、コロナ対応とかで初のオンライン授業が導入、課外授業は縮小や中止。
まー、色んなことがあったもんです。あ、これは悪い方でね。
こうしたことは、少なからず影響があるとは思いますけど、本人はあまり気にしてないです。
高校では科学部に在籍してまして、東京での全国大会にも出てました。
理系を選択して、特に好きなのは生物。
部活は名前は「科学」ですが、理科系全般の活動をしていましたから、楽しかったみたいです。これは良い方の話で、そこで知り合った友人が居て、趣向が近い交流は有意義でしょう。
今後は大学で生物関連の学科に進みます。
各地から集まる同方向の学生たちと、交流の輪が広がると良いなと思います。
高校生になる頃は、もう体も大きくなってましたが、幼少時は同学年の子らに比べて小さくて。言葉悪いですけど、ドン臭い子でした。運動も勉強も、さして得意分野が無く、学校内で活躍するシーンはあまりなかったのじゃないかな。
幼いころから生き物が好きで、タモ一つ持っていれば、一日中外で遊んでいました。昭和じゃないんだから、今時珍しいかも。それでも数人、似た遊びが好きな同級生が居たのは幸いでしたね。
生き物好きな息子とは、山へ川へと、一緒に遊んできて。
釣りに興味を持つようになり、中1の時に初めての良型渓魚を釣り上げたあたりから、ドハマリ。
元々の性格に加え、私が山渓遊びをしていたのは、アウトドアの素養を育てるには好都合でした。ここは我ながら、上手く息子に接することが出来た部分だと、自負しています。
私が今まで見てきた中で、息子が良型の魚を釣り上げた時に見せてくれる笑顔は、他の何よりも嬉しそうでした。
無理強いしない、しかし子供自身の価値観での成功体験を持たせることは、中々に難しい。それが叶ったことは本当に良かったと思います。
結果論でしかないですが、「虫なんぞ触ってないで勉強しろ」みたいなことを言って、好きなことに制限掛けなかったのは、正解でしたね。伸びる個性は伸ばせば良し。
仲良し親子ですから、家から出る息子に寂しさが無いと言えばウソになりますが、それよりも楽しみ、期待の方が大きいかな。一人暮らしで自活するのは良い経験ですしね。
卒業おめでとう。
これから今までより、きっと楽しい時間が来るよ。