山渓遊びブログ 渓流釣りと採集

岐阜県から 山渓アウトドアライフ

息子と秋の渓流へ

一人暮らしの息子(大学生)が帰省しました。目的は秋の渓流釣り。以前から計画していた親子釣行、お楽しみ企画です。今年から生活が分かれ、以前ほど一緒に行けなくなりましたからね。

ただ、渓流はド渇水で、条件的にはよろしくない。私の読みで、ワンチャンあるかな、なポイントを廻りました。

 

結果を先に。

ワンチャンどころか、複数回のチャンスがありましたが。

掛け損ねて、逃げて行く大物(←息子。

大型を掛けたのに、バラシ(←私。

・・等、「うわぁー!!」って二人して叫ぶこと数回。私の方が、何度もチャンスをフイにしてました。狙い目は良かったのかもですけどもね(苦笑)。

 

とにかく、魚の反応が辛い! 渇水で釣り難く、更には渓魚が秋入りし、反応を拾うのが大変。己が下手さだよね・・。

「ここぞ!」のポイントで、手を変え品を変え、何とか。

水が少ない時、流れがそこそこ効いたポイントには魚は入ってるのですが、これを取るのが難しい。

 

婚姻色が出て、大分季節が進んでいます。いよいよ今シーズンも終わりが近いな・・。

 

息子はこの「秋」の魚に挑戦したくて来たわけです。ルアーメインに、時々ノベ竿。

何度も「こりゃ、どうすれば良いのだ?」って言ってましたから、とても良いと思います。そう、秋の魚は手強いのです。

反応なんかどうにもできないほど「一瞬!」なものも多々、しかしガッツリ来る個体も居る。

秋の魚にはセオリーが無いか、少なくとも私は分かっていなくて、その時々の出たとこ勝負な感があります。

 

夏色を残した魚も、成熟が進んだ魚も居ます。

 

今年は猛暑が続いて、しかも渇水、気温水温の低下が鈍く、季節の巡りは遅めかもしれません。

しかし川底の落ち葉が、やはり秋だなと。

 

ハナイグチ

 

秋口のイグチ類が出始めました。

山のキノコが夏から秋に変りつつあるところから、地熱の低下は確実です。つまり水温が下がってきていて、魚は秋準備に入る。

こうなると、何処をどう狙うか、まずそこからが難解な秋の釣りです。

 

でもまだ、夏キノコも頑張ってる。

幼菌もチラホラ、これが出るうちは、どこか夏を引いてるのでしょうね。

私達が測る水温気温は「その時」を示したもので、山のものたちは季節の流れを現したもの、と言えると思います。

 

まだ産卵期が先のイワナも、良型は渇水だと気難しくなります。

どうも時合い(タイミング)なのか、喰わない時は全くダメ、だけど出る時はアッサリ、というイメージが私にはあります。出会いの確率を上げるには、この時合いの読みが大事ではないかな。

 

 

・・と、↑こんな事を色々話しながらの親子釣行は楽しいものです。

2人して反省点が多かったものですから、「次はどうするか」って結論の出難いことを一緒に考えるのも良し。

答えを出すには釣るしかない。それが難しいから面白いです。

 

薄暗くなって納竿してから、息子が「ここらはサンショウウオは居るの?」と言い出し。

幼生体なら沢で見つかるよ。ってことで、ヘッドランプ着けて、ゴソゴソ。

↑の画像で2匹。パーマークみたいな?模様から、ヒダサンショウウオなのかな。

 

魚釣り並みに真剣に沢を探る息子は、「生き物が好き」なんですね。虫や蛇や、色々捕まえては写真撮ってました。

私が釣りの最中にキノコや植物類を観察するのと、似てるかも。DNAですね(笑。

 

2人して大物を釣り上げられたら万々歳ですが、中々そうは行かず。

でも今回も楽しかった。また一緒に遊びに行こうな。