山渓遊びブログ 渓流釣りと採集

岐阜県から 山渓アウトドアライフ

コロナ対策の3年と子供たち

ウチは息子が高3。先日、卒業式を終えました。

 

この3年間、コロナ対応とかで、課外授業やイベントがなくなったりしていました。それで辛い思いをした子達も沢山居ます。

関係性は不明ですが、現時点では高校生以下で不登校児も自殺者も過去最高数

息子の友人も不登校になり、2年生の時に退学しました。本人もですし、ご家族も大変だっただろうと。

 

仲良しの友人が不登校、そして退学となった時、息子にも少なからずの影響はありました。一時、学校に行きたがらなくなりましたからね。その子は自死は選びませんでしたが、そんなことがクラスで起きれば、もっと大きな影響を多くの子が受けたでしょう。

私自身は、子供たちの制限はなるべく止めろ派でしたし、これからもです。色々な意見があるのは分かりますが、「未来の宝に負担を押し付けるな」と思っています。

 

さてしかし。

同じ3年間を同じ学校で過ごしても、楽しめてる子達も居るのは確かです。

 

渓流釣りなどのアウトドアの趣味の世界には制限がなく、こちら側の楽しみが好きな人には、現場ではウイルス云々は無関係でした。 

ウチの親子は、行ける時は一緒に山渓に行ってまして、息子も良い釣りを何度もしています。嫌なことがあっても、楽しみが多ければ結果オーライ。何とでもして行けます。

 

\

現実の話として。

好景気でも倒産する会社はあるし、不景気でも大儲けする人は必ず居る。全員共に幸せな時代などはありません。

 

コロナ規制でマイナスに振れた人も、利があった人も。

その時代に嫌な思いをしたのは気の毒ですが、そうでない人が居る以上、「個々のやり方次第だった」との評価は自他共に無くなりません。

文句を言っても、それだけで終わらせていては、本人の幸せは増えないのです。

 

大人はその辺は自己責任とも言えるのですが、子供たちはどうか?

出生率が低下の一途のこの国で、子供達の自殺数が過去最高になるなどは、深刻な問題のはずです。

稼ぐ力なく親元で生活する未成年のうちは、家族や社会がその子達の責任をも背負うものと私は考えています。とは言え、本人たちが何もしなくて良い、とはなりませんが。

 

私個人で出来ることなど知れたものでしかない。

せめて自分の家の子達が、笑顔で過ごせるようにしていかないと。

 

最初に緊急事態宣言が出て、行動制限から学校が休みになった時は、外遊びの趣味があったことは本当に良かったです。

ルールを守る範囲であれば、アウトドアは他者の干渉・接触は少なく、時代性にもあまり左右されません。

アウトドアでなくても良いのですが、自分の意思で楽しみを選び、作り出せる趣味を持つことはとても大事だと、あらためて感じたここ数年。

 

幸い、ウチの息子はこの3年を無事に終えました。4月から始まる新年度に、未来の希望を持って始動して欲しいと想っています。