あるコラムに興味を惹かれました。
1・好奇心が弱いこと
2・リスクを取らないこと
3・我慢をし過ぎること
この3つが生きづらさの要因、とのこと。
なるほど、納得。私の解釈ではこの3つとも、原因は同じか、似ています。
不安や、自信の無さ。それにより失敗したくない心理。
新たな挑戦をするのは、起点が好奇心ですね。そこにブレーキを掛けるのは、言葉は悪いですが「逃げ」でしょうか。「挑む」の逆が「逃げる」。これだと、やりたいことを我慢することになります。勿論、圧倒的にリスクが大きいのなら、慎重に検討する必要があり、時として逃げることも正解です。
失敗するより現状維持を望む、のは分かりますが、新たなものが取り込まれないと、人は現状に退屈します。
「昨日と同じ」はプラマイゼロでなくて、実はマイナス。失敗のリスクから好奇心を封じていると、マイナスの積算で生きづらくなるのはそうだろうと。
このことは、毎日同じものやこと、例えばカレーばかり一日3食、同じ服を着て、同じ作業を毎日、って極端な想像をすれば、それが好きなものばかりでも幸せを増やさないのは分かります。人の脳は、より良い方向への変化を求めていますから。年齢と共に体力は落ちますし、自分が停滞していても周囲は進んでいきます。
好奇心の向くものに挑戦する→リスクを越えて成功する→実力が付きリスクが下がる→次の目標に挑戦する、となれば、好循環。
日常に便利さが揃った現代では、面倒ごとが少ない代わりに、生まれた余裕が違うものに振り替えられないと、おそらく幸福度は上がらないです。
「同調圧力」ってありますね。
一般に言われてるように、小中学校なんかで、皆と同じことをしてる子がヨシ、みたいに育つと、没個性と言われる、出る杭を打つ大人になりがち、とは、本当かも知れません。
人と違う事が出来ず、自分を抑圧してると、我慢してる事が無自覚かもです。タチが悪いのは、その考えを人に押し付けたり攻撃したりするケースじゃないですかね。
世間で成功者と言われる人は、個性派、少数派です。人と違った、良い意味でのハミダシ者。
ハミダシ者が成功する率はおそらく低く、成功者と言える人なんて、一握りの中の一握り。だけどハミダサナイ人が成功者になる率は、限りなくゼロ。これは趣味の世界では大いにあることです。
一般に言われるセオリーなどを排除するまではいかなくても、皆と同じことをしてるだけだと、平均点以下の結果にしかなりません。それが悪いとは言えないですけどね。
一般論が通るのは、そこに合理性があるからです。大きな失敗が少なく、程々成功できる期待。ですがそれは「自分の意思で決めた理想形」とは異なるかもしれません。
自分の理想や夢は自分のもの。本来、やりたい事は個々に違うはずなのです。
そこに向かう道程は誰かが決めてくれません。基礎的なことを学んだら、後は自分のオリジナルで理想を追っていく。
リスクの大きさは、成功した時の喜びの大きさと同等です。難しいものほど、クリアした幸せは大きいですからね。