山渓遊びブログ 渓流釣りと採集

岐阜県から 山渓アウトドアライフ

爆流と山菜採り

GW最終盤、かなりの大雨が来ました。

私の休日はどうなるかと思ったら、コレですよ。

普段は水量の少ない、道路脇の小河川がこの有様。

水中で石が動いてガチンガチン音がするし。本流は3メーター以上水位が上がったのじゃないかな。

上流域の濁りに強い渓に行けば、雨が止んでからなら釣りは何とかなりますけども。

 

 

今回は元々、山菜採りがメインの予定でした。

私は採集も好きで、今時期は山菜探しのウェイトが高め。

それでもメインの趣味は渓流釣りですから、山入していても、渓魚のことも考えてます。

ヤマウド

私の好物です。経験上、良い太さのウドが出る頃、魚達の移動・遡上が勢い付きます。

おそらく今回の雨で動くだろうと。勿論、時期には地域差があります。

 

コゴミ

これが出る頃から、渓魚が流れの効いた瀬に着きます。緩やかな流れに群れていた魚が、散り始める。

私の行く地域では、これの終盤とウドの出が同じくらい。

最終時期には、太く大きなコゴミが出てきます。

 

ミヤマイラクサとモミジガサ

ちょっとまだ小さいかな。

 

ウドとアミガサタケ

共生関係らしく、この2種はしばしば並んで出ています。

私の地元だとアミガサタケは、もっと早い時期に発生します。大体、渓流域と比して一ヶ月くらいは違いますね。

 

今年は季節の進行が早めでしたが、どうもここに来て、例年と合って来た感じがします(私の見る範囲では)。

植物類と菌類は条件変化に敏感。

早く芽吹いた種が落ち着き、遅れていた種が(多少の標高差があっても)一斉に出始まったような。

幾らか地域を変えて山入すると、こうした変化が観察出来ると考えています。こうなると増水の中で、魚達は何処で過ごし、そしてどう動くだろう。

ニリンソウ

 

渓魚たちも季節進行により、動きが変わります。

水中は見え難いですが、陸上のものは観察が容易。

採集と渓流釣りの考察を重ね合わせるのが、目下大きな私のテーマです。

 

山菜の出方を見て釣り場を選ぶのは、当たった時は嬉しいものです。自然観察からの釣り予想は面白く、季節の収穫物にも出会え、一石二鳥以上に楽しい。

 

しかし。

釣りで試したいことがあるのに、2週連続で水加減に恵まれず。と言うか、増水し過ぎで目的の河川に近寄れません。

山菜もそんなに大量には要らないしで、釣りが出来ないと時間的に困る。それに何かモヤモヤするんですよね。

考えようによっては、釣りしか無ければ、ダメとなったら休日が楽しめませんから、別アイテムがあって良かったですけども。

 

季節が進むと釣りで「今」試したいことは、来年以降になってしまいます。しかし、山菜はこれまた「今」を外すと来週にと言う訳にはいかない。中々悩ましいところです。

今後は良い条件の日に当たることを願います。