散々だった前日。半日ほど延長戦です。
どうするか迷って、河岸替えしました。場所が違うと状況も違う感じでしたしね。
前日比で気温は上昇傾向。一晩が過ぎ、さぁ、どうだ?
昨日は淵がダメダメ。そこであえて、まず朝は淵狙いです。
その一投目、淵頭でポン!とアマゴが。おや、出るね。
続けて狙うと、またアタリ、更にアタリ。
釣り始めて、僅か数分。
3尾目が尺上イワナでした。前記事で書いた「ある!」です。
黄茶色が濃い個体。渓魚は河川・地域で色合いが違い、更に個体差があって、観察が面白い。
今日は良いっぽいぞ。
続いて、流芯の白波の僅かな隙間を狙うと、ガツン!
「良し、ある!」←これ、実際に独りで言います(笑)。
激しく首を振り、凄い元気。アタる場所と言い、ヤル気ある感じ。
・・と言うか、盛期の渓魚は高活性です。ヤル気のある魚が出ないのは、自分の釣り方が悪い。
ヤル気があるのは、コイ科の魚も(笑)。コイ科の恋の季節ですね。
色もだし、見事な体躯ですな。これらが混ざるのですが、それは仕方無し。
しかし紛らわしい・・掛けるまでも、掛けてからの一瞬も。
最初の淵では数型ともに良くて。瀬に移動したら、こちらも釣れます。
ただし、どこでも連発するほど易しくはない(私の腕では)。瀬か淵かなら、まとまって出るのは淵でした。
瀬ではユックリ、淵ではフワリと?
昨日も瀬は釣れましたが、ユックリ送り込むのが当たりではなかった。かつ、淵はほぼ全滅。
場所が違うので何とも言えないですけど、こちらはどのポイントも好反応(釣り方がハマれば)。何なんだ、この差は。
さておき、よく釣れる日には、普段やらない釣り方を試す好機。
昨日はあまりに厳しいから、普段やらない釣り方を出してましたけどね。
釣れる時も釣れない時も、釣果を出すこととと同時に、工夫して釣りを攻略する感覚、進歩・向上の手応えが欲しい。我ながらここは貪欲です。
道中、ギンリョウソウを見付けました。
葉緑体の無い植物。不思議なビジュアルです。
昨日のような日は精神的に余裕が無いから、あちこち見てなかった。写真も少ししか撮ってないし。
私の釣りは、魚を釣るだけが目的ではない。そんなふうに考えてるのですけど、思うように釣れないと、そうも言っていられません。
良い時は周辺の観察からも釣りのヒントが見付かることが多く、良くない時は余裕が無いので周りが見えずで、悪循環かも。
貪欲も良いけど、一歩引いて、冷静になるのも大事ですね。
また出てくれました。「ある!」
小淵の流れの緩みから、流芯に入る所で、コツッ!と。
掛かってから、走る走る。
本当、めちゃくちゃ元気です。瀬続きの場所の小淵、下に落とすと難儀なので、少々強引に動きを止めに掛かるのですが、元気過ぎて止まらない(笑)。
この魚は、背の黒点の着き方が珍しい。私はこうした個体差観察も楽しみ。
昨日も場所変えしたら、反応が違いました。そして今日は更に違う。
何故にあんなに厳しかったのだろう。これは一つ、理由の考察がありますが、想像の範囲でしかない。謎解きはまた今後に。
それも含めて、楽しかったです。感謝!