山渓遊びブログ 渓流釣りと採集

岐阜県から 山渓アウトドアライフ

講演会を考えてみた

知人の個人事業主が、「今までの経験から学んだことを、他者に話したいと思う。講演会がやりたい」と仰いました。

60代のその方は、成功も失敗も沢山知っておられます。それを伝えたいのですね。新たな挑戦をしようとの気概が良いと思いました。

私は仕事で、同業者相手の講師として、講演活動をしたことがあります。これが何度やっても苦手でした。

人と話すのは、そんなに不得手では無いです。しかし大勢を向こうにして、ひたすら一人で喋るのが、どうも・・。

大勢が座って、こちらを見てて。

しょうもないギャグでも入れて、外そうものなら、ノーリアクションで空気が凍る。あの寒さはナカナカのものです。

さて今時。

何かを人に伝えるツールは色々ありますね。

動画サイトを見れば、探せないコンテンツは無いというくらい、色んなチャンネルが見付かります。

 

知人に言われて、ちょっと考えてみました。もし私が自分の企画で講演会を開くなら、どうやるだろうか。

仕事の時は依頼されて、ステージが用意されてましたからね。

私だと、仕事以外ならアウトドアのネタで話す、として。

渓流釣りや、キノコ・山菜の知識や技術。楽しいこと、危険なこと、思い付く限り出せば、そこそこに話す内容は用意できる。

とは言え、世には私などではとても適わない名人級がゴロゴロ居て、ライバルは多い。

 

聞き手が初心者か上級者か、誰の何のニーズに対して話すのか。全てのレベルに適応した話題なんて、そうそうありません。

 

会場まで足を運ぶとなると、仮に無償開放しても、時間的リソースは割かれるので、実際には有償扱いだと思うわけです。時は金なりですから。

見たい内容を無料でネットで探せる今は、有料でも見たくなるのは何かと言えば、有名人の話とか、自分好みに合う情報提供元の企画とか。

 

それらに並ぼうとなると、かなりの内容でないと厳しいですね。

私の様な無名では、怪しげな壺でも売ってるセミナーと勘違いされるかも。

講演会開催の紹介として、動画サイトの開設、ブログやホームページなどの媒体とのリンク、SNSの活用等。

これらを準備して、紹介内容が多くの人の関心を引けるか。

再生数、アクセス数が増えて拡散すれば、何を伝えたいのかが周知されます。

地元ラジオや公民館では、市民をピックアップして話を聞いたりの企画がありますから、活動内容を広めることが出来れば、紹介もされやすいでしょう。

逆にアクセス数が稼げないようでは、実際に講演会場に足を向けて貰うことは難しいかと。

 

・・と、ざっと考えて書いてみましたが、結論→→→「私には無理」。

そこまで時間と労力を掛けて、何が得られるかと考えると、私はモチベーションが上がりません。

 

私に無理だから、誰もが無理なんてことは無いわけで。

やりたいことがやれたら、その方にとっては得られるものがあると思います。

60代の事業主様が、成功されることを祈ります。