山渓遊びブログ 渓流釣りと採集

岐阜県から 山渓アウトドアライフ

渇水に苦戦・からの?

このところまとまった雨が無く、猛暑続き。

朝一のポイントに着いてビックリ、予想以上に水が少ない。これはかなり厳しそう。

とりあえず竿を出したものの、チビっ子しか出ず、早々に撤収。計画変更です。

しかし、どうしよう?

 

こんな時は、普段は見えない川底を観察する好機でもあります。深い淵や荒瀬の形状が良く見えますからね。そこはポジティブに。

何ヶ所かちょいちょいと探りましたが、何処も辛い・・って、そりゃそうだ。こんだけ水が減って微温くなれば、ね。

困ったなと思ってたら、奇跡的!に尺上アマゴが。しかしあえなくバラシ・・。

この条件では値千金だったのに。悔しいやら、力抜けるやら。

 

何とか尺イワナ一つ。よく出てくれたものです。ありがとうね。

 

日中は気温が上がり、更に厳しくなってきた。こりゃヤバい。

先週も大概渇水でしたが、まだ魚の反応が良かった。子供のガイドが今週でないのが幸いだったかな。

小学生の渓流体験 - 山渓遊びブログ 渓流釣りと採集 (hatenablog.com)

 

道中、山にもちょいと。

ヤマブドウの群生地があったので、葉っぱを頂きました。これ、天ぷらが美味しいです。

 

カンゾウの蕾を取りに行ったら、形が似た別種が。

これは見たことないな。

年間通したことがない地域には、見知らぬ植物があって面白いです。(←ナツズイセン、らしい。

 

車に戻り、スマホの気象情報を観ると、所々に雨雲が湧いてます。

今いる場所は晴天だが、雨雲に向かえば、状況が変わるかも。で、車を走らせると、道路に水溜りが出来てます。気温は下がった。でも水量は増えてないみたい。

 

最初の反応は取り損ない。だけどアタリ方から、やはり魚が元気かな?

続けて狙うと、サクッと尺イワナ。良いじゃないの。夏痩せ気味でしたけどね。

 

小淵のカケアガリでトン!と来て、遡上タイプの尺姫様♀が。

卵が大きくなってるのが、触れて分かります。秋入りは近いですね。

 

白泡の中から、浮いてこないと思ったら。

30cm台後半のイワナでした。オス♂は顔付きが格好良い。

 

間にレギュラーサイズが挟まり、好反応です。これは楽しい。前半戦は苦戦でしたが、移動後は魚の反応が全然違いました。我ながら、ナイス選択。

 

このあたりは考え処ですね。

厳しい中で結果を出す工夫も良し、好条件を見付ける嗅覚と言うか、良い場所を選択するのに頭を使うのも良し。猛暑渇水には、少しの雨でも釣りには影響大です。

冷水性の渓流魚は、水温が上がると動かなくなり、その時は絶食するらしい(渓魚の飼育記録によると)。しかし私感では、自然河川の魚は居心地の良い場所ではその限りでもない感じ。淵底とか、湧水の出る場所とかね。

こうした習性と、河川の環境、それにその時々の気象条件を考慮すると、厳しい状況の釣りの組み立てには役立つように思います。

 

今回、あらためて感じたのは。

苦労する過程があると、喜びが増す。

朝から好条件・高反応も良いですが、何かの工夫で結果が出るのは、嬉しいものですね。感謝!