山渓遊びブログ 渓流釣りと採集

岐阜県から 山渓アウトドアライフ

好釣のイワナ&不調の夏キノコ

今シーズンの私はここまで、良型イワナに縁があります。幾つかの河川で、私の行き先に関しては、今年はイワナの当たり年と言えそう。

しかしアマゴはどうもイマイチで、居着き型のサイズが上がらず、遡上型の数は少ないっぽい。私が釣れないだけかも? その年々で色々ですね。

 

ここは出そうだ、のポイントから。

ヒレと身体の色合いから、居着きのイワナでしょう。

綺麗な個体で、パワーもある。

 

こちらも居着きタイプ。

腹部に橙色が入り、顔付きが精悍です。

やっぱ渓魚のオス♂は格好良い。イワナだと、居着きタイプには尚更そう感じます。

 

遡上型のアマゴ、尺ちょっとですね。

パーマークが縦割れしてます。それとほんのり婚姻色を纏い始めました。

メス♀は身重になってきて、引きが弱く感じます(個体差ありますが)。今年はイマイチなアマゴ、沢山の子孫を残して欲しいものです。

暦ではもう秋入りだそう(8月8日・立秋)。魚たちも秋の産卵準備に入りつつ、ですね。今はまだ、猛暑ですけども。

 

渓流釣りメインに山入しますが、季節の出会いも大事。チチタケは私の好きな夏キノコです。

今夏は水源地に降雨が少なく、キノコの出がよろしくない。良い年だと、ゴソゴソと発生するのですが。2か所だけ見に行き、少ないながら収穫は出来ました。今後の雨に期待、このままだと不作年になりそう。数年前の猛暑年には、殆ど夏キノコが出なかったりもしましたからね。

 

菌類は、自然の変化に敏感。

季節の進行とキノコの発生は連動していて、自然条件を知る指標になると私は考えています。

夏キノコが遅くまで出る年は、魚の秋入りも遅い。

採集物としても嬉しく、釣り場の状況を解析する手段でもあり、一石二鳥かそれ以上です。

 

雨が降らないことには、キノコの発生は少なく、渓流の水位が下がる。

朝の涼しい時間帯はまだしも、日中の暑い中では水温も上がるしで、どうにもこうにも厳しい。

こんな時は深みでジッとしてる良型が居ないかと、ここぞの場所では粘ってみたのですが、やっと釣れても小さい・・。毎年の事ですけど、魚が居ないはずのないポイントで連続空振りすると、己が下手さ加減が良く分かります。

 

もう止めようかな、と思ったら、向こうアワセで竿が引き込まれました。

夏痩せですね。その割には掛かってから元気でした。

アメマスのような、白点が多い遡上型。

 

それにしても、イワナの好釣ぶりは中々です。

居着き型も遡上型も、何故にこんな渇水の条件で、元気に出てくれるのだろうか? こんな年は初めてかも。

 

これも尺チョイですが、やはり痩せてます。

真夏になると、痩せた個体と全然の夏太りの個体と、色んな渓魚が居ます。

個体差の範疇なんでしょうが、何処で過ごしてたのか、その辺が関係してないかな。

お腹がペチャンコなので、あまり食べてないと思われます。では何故にハリに掛かるかと言うと、自然の流下物でなく、釣り仕掛けだからではないか、と私は考えてます。良い方に考えるなら、喰う気はない魚に喰わせるというか?

 

渓流釣りが面白いのは、自然条件の変化により、全く同じシチュエーションが無くて、毎回頭を使うところじゃないかなと。

キノコ類も植物類も、釣り場周辺には色んなヒントがあって、アプローチ方法は様々。

でも分からないことだらけで、そこから釣果が導き出せたら嬉しい。

 

猛暑渇水はまだ続きそう。次はどうして釣ろうかな。