山渓遊びブログ 渓流釣りと採集

岐阜県から 山渓アウトドアライフ

晩夏から秋へ・難しい釣り

久しぶりに少しの雨が降りました。河川によっては幾らか増水した様子。しかし、あっという間に引いてしまいます。何しろずっと水源地にまとまった雨量が落ちてませんからね。

それでもやはり、雨は季節を進めます。あれだけ暑くて、秋入りが遅れそうだったのに、山渓では急に季節進行が間に合ってきた感じ。様々なものが、秋を纏い始めました。平地はまだ夏が継続中ですけどね。

私の釣行日は元通りに渇水。ここまで雨が少ないと、そのうち災害級に降るのじゃないかと、心配になります。

 

ヒイロガサ、かな。

晩夏から秋に山で見かける、赤いキノコ。

地熱が下がってるのが伺えます。そうなると水温も落ちてくる、ハズですが。今年は残暑がいつまでも居座りそうで、どうなることか。

 

ミズの実。

これも晩夏に始まります。

食感が良くて、私は好きです。ミズは各所に出ていて、良い場所では一ヶ所で沢山採れます。

ただ、葉っぱを取るのが少々面倒。

 

秋口のキャラが揃うのには、標高差がありますが、こうなると魚たちが産卵準備に入りますね。

夏から秋に渇水だと、個人的には渓流釣りが一年で一番難しい。産卵行動に参加しない稚魚は、とても元気なんですけどね。

 

メス♀はしっかり抱卵してます。この個体は、やや成熟が早そう。

水温が下がれば、一気に進むかもしれない。

 

そりゃもう、魚は気難しいわ、水少ないわで、大変。

どうもこの手の魚に出会うには、何かのタイミングが大事なんですよね。それが何なのか、毎年と同じく、悩む季節になりました。

良く出てくれた、一尾に感謝です。ただ、抱卵したメスは、なるべくそっとしておきたい。パパッと写真だけ撮って、すぐリリースです。

 

斜め上から見ると、もう婚姻色が出てます。メス♀にしては、やや赤みを帯びるタイプかも。

渓魚は秋を纏い、反応が変わる。とは言え、まだ今は夏を残していますね。

 

魚は居るけど、無反応。そんなことが今後は多くなる。

それとイワナが静かになりました。今年は初夏以降、ずっと好調をキープしてたのですけどね。

ある淵で結構大きなイワナが見えたのですが、ガン無視され。

多分、今年の調子からして、各所に良型イワナが居るハズ。しかしこれまた出ないとなったら、何しても出ない。ある程度の大型は、何かのタイミングで出てくるイメージです。今年のここまでは何だったのか、結構不思議。

 

降雨で水が動くか、朝晩の冷え込みで水温が下がるか。これが今のところ、どちらも期待できそうにない状況。

何かの変化が無いと、かなり厳しい釣りが続きそうです。