60代の先輩から。
娘が3人いて、50代に子育てが終わるから、その後は自由が増えると思ってた。
色々予定を考えてたのだけど、上の子から順番に、孫が生まれてね。
孫のお守りが忙しくなって、そしたら今度は両親が体悪くして、そっちも放っておけなくなった。
むしろ子育てが終わる前より忙しく、行きたかった場所も行ってないし、やりたかったことも出来てないんだよね。
自分の体力は年々落ちるし、気が付いたら60代後半だよ。
だからね、やりたいことがあったら、無理してでも、やった方が良い。いつかは、とか考えてると、結局できないからね。
とのこと。
お金と時間と体力、この3つが満点に揃うタイミングって、人生には殆ど無いですからね(一般的には)。
この先輩の言われるには、一番何とかなるのは「お金」だそうです。
無理矢理にお金を捻出しても、その時は大変でも、後はどうにかなる。
でも時間が無い状況はどうにもできないし、加齢で落ちた体力は戻せない。
何かが出来ない理由に「お金」を持ってくると、後悔するよ。
大事な示唆を、ありがとうございます。
この話は10年以上前に聞きました。ウチの子供らがまだ小さくて、仕事のドタバタもあり、プライベートの時間がとても少なかった頃。
今は多少は時間的余裕があります。お金は相変わらずそんなにないですが(苦笑)。それと体力は間違いなく落ちてきました。
私は「この世で嫌いなものランキング」を作ったら、「退屈な時間」はトップクラスに来ます。退屈の正体は、暇とか無駄とかですね。
何をするでもなくノンビリするのは、それが好きな人には至福かもですが、私はダメ。
私は人生の構成要素は大まかに、「仕事・家庭・趣味」だと考えてまして。
家族や仕事は、自分で思い通りにならない場面もあり、これらは不自由があっても、それで得られるものは大きく、暇や無駄ではないですが、好きな事ばかりではない。
唯一自分次第でどうとでもなるのが趣味。勿論、お金も時間も必要で、家族と仕事がちゃんと回ってこそです。
趣味が充実すると、他も好影響で充実することが多い。趣味からでなく何処が起点でもOKですけどね。
自由度が高いのですから、お金・時間・体力に不足があっても、その範囲で取り組めば良いし、時には多少の無理してでも通せば良い。
先輩の言葉を借りるなら、後でどうにかなります。程度の問題とは思いますけどね。
話を戻しまして。
出来ない理由から「動かない」の選択をすると、その時間を酷く退屈に私は感じます。
理想通りに動けないとしても、ジッとしてるのが勿体ない。どうしても仕方ない時は別にして、出来るだけ動いておきたいので、やりたいことを常に考えて作るようにしてます。
先輩に頂いた言葉の〆は、
動きたくても動けない時が、人間誰でもいつか来るからね。
だそうです。肝に銘じたいと思っています。