山渓遊びブログ 渓流釣りと採集

岐阜県から 山渓アウトドアライフ

秋のキノコ2023・本格始動(後編)

前編から一夜明け。

ちょっと用事があり、そちらを片付けないと。でもそれは後で良いので、時間は有効に使わねば。

群生キノコは今がピーク、山が気になります。

 

過去数年の経験+このところ山を歩いた感じから、作戦を考えました。前記事でキノコが多かった山の斜面と、同じ方角を探ります。

 

歩き始めてすぐに、アミタケの群生。

こうした光景は何度見ても嬉しい。

 

ナラタケ

先般ナラタケモドキは出会いましたけど、ナラタケは今秋初めて。好きなキノコの一つです。

これも群生する種ですが、今回はパラパラと発生してました。

 

私がキノコに興味を持つキッカケになった種が2つあって、それがムキタケと、このナラタケです。ナラタケのキノコ汁を食べさせて貰った時、あまりのダシの良さにビックリしました。

 

クリフウセンタケ

 

どうやら、作戦はまずまず当たりです。

一つの山でも、東西南北、標高、地形、植生、色々と違いがあり、今回目を付けたのは、方角でした。

そこから更に、他の観察対象を加味して、歩く向きを考えます。

 

すると。

 

 

・・・・・。

 

一瞬、固まってしまいました(笑)。

これは驚き。各地で不作と聞きますが、まさかの場所で出会えました。全然狙ってなくて、偶然ですけど。

嬉しいな~。歩き回ると、たまに良い事が起こります。

 

私は普段は、レア種、高級種と言われるキノコには、あまり縁が無いです。留山は入れませんしね。

あったら良いな、くらいの感じで歩いて各種を探すうち、見付かったらミラクル、です。

 

ホウキタケ

サンゴみたいなビジュアル。優秀な食菌です。

数株出てまして、この画像のが一番綺麗でした。他は傷んでて残念。

 

ムラサキアブラシメジモドキ

これまた勢いがありました。紫色がズラリと並び、綺麗です。

 

私は群生&束生のキノコを主に探していて、当たるととても嬉しいです。

山の上下左右、アチラはどうだ、いやコッチはと、歩くのがとても楽しい。闇雲でなく、条件を考え、出会いを探します。

 

各種のキノコに出会える当たり線が見えて来る時は、多少の急斜面だろうが何だろうが、足取りが軽い軽い。

ところが調子が良いと思ってても、「何にもないゾーン」に入ると、全然で。どう修正しようか、頭を回さないといけない。

 

更に広範囲からの選択で、細かく狙いが絞れて効率化できたら、もっともっと出会えるのかな。想像するとワクワクします。

 

 

・・と、書いてみて。

本文の、キノコの部分を→狙いの渓魚に、山を→渓流に変えると、私のメインの趣味の渓流釣りで、魚を探す時と、思考はほぼ同じです。渓流釣りと採集には、似た面白さを私は感じてます。

釣りの方は、魚を掛けてから捕るまでの過程があるので、そこが違いますけどね。

 

山渓の遊びは、頭と体を使って結果を求めていく、謎解きに挑むような感覚が面白い。

それで結果が出ると「おぉっ!」と声が出て、一人でニヤけてしまいます。

そして事後のホッとしたような温かい胸中、この辺も、渓流釣りと採集に共通。趣味の充実感や達成感は、気分良く日々を過ごす燃料みたいなものです。

ダメな時もあるのですが、その分、良い結果の喜びは大きくなります。

 

キノコを持って実家に行ったところ、両親が目を細めて喜んでくれました。その顔が見られ、私も嬉しい。

山好きだった父が足を悪くして、もうキノコ採りには行けなくなってますのでね。

 

 

さて、用事を終わらせに行かないと。

良い一日だった。また明日から頑張ろう。