山渓遊びブログ 渓流釣りと採集

岐阜県から 山渓アウトドアライフ

渓流釣り以外の趣味には行かない

10月からの渓流オフシーズン。

この季節のアウトドア遊びを色々としている私ですが、趣味はやはり渓流釣りです。

渓流釣りに活かせそうな体験は何か。かつ、時期ごとの「今しか出来ない」楽しみはどれか。と考え、オフのトップはキノコです。

私の弟は鹿や猪を対象に狩猟をやります。これが大層面白いらしい。

私も狩猟には興味があり、やってみたいとも考えていました。しかし猟期が11月~3月であることから(有害鳥獣駆除は別で)、渓流釣りとキノコがカブります。なので諦め。

体は一つで、使える時間・お金・体力は有限。何かを取るなら、他の何かは取れなくなります。私には、これ以上に趣味を増やす余裕がありません。今から新たな事に取り付いて行動が分散するより、すでに追い掛けている趣味に注力した方が、良いなと。

どうやら年齢的にも、山渓の遊びが私の最終の選択。ちなみに弟の最終選択は狩猟だそうです。

「何歳になっても遅すぎることは無い」

とは聞く言葉で、それは新たな取り組みを始めることがいつでも出来る、それで結果を出すことも望める、との意味と思いますが、現実はそう簡単ではないです。

私だと、若き頃から必死に積み重ね続けても、理想のレベルに到達できるものは本当に少ない。と言うか、無いに等しい。

ほどほど、で良いのであれば、上記の言葉は正しいですけどね。深く追求するばかりでなく、気軽に取り組める趣味を持つ事は、全然アリ。

何かの事情で、今の趣味が続かない様になったら、私もその時はまた考え直すと思います。

 

孔子論語

・四十にして迷わず

・五十にして天命を知る

 

人の知能には「流動性」と「結晶性」の2種類があるのだそうです。

記憶・吸収による学習は主に流動性知能で、これは若い人が有利。学び覚えた経験から判断し行動するのが結晶性知能。こちらは年齢を重ねてからが有利です。

スポーツ選手が若い頃はプレイヤーとして、年齢を重ねてからは指導側で能力を発揮するなどが好例ですね。

経験の内容が多く、深く、長くなるほどに、結晶が成長します。

誰でもそれぞれに好奇心の向きどころがあって、好きな事には時間と熱量が注がれます。それが年数を経て、使える知恵になっていく。逆に使ってなければ、年齢が重なっても良い結晶は作れない、のですね。

年齢が上がってくると、今までに培った経験から、自身が何をしていきたいのか、あるいは何が出来るのか、そうしたことはある程度見えてくると思うわけです。この点、孔子論語には納得です。

 

好き嫌いも含め、より良い方向へと選択した結果が、今。

ここまでにアウトドア以外にも色々な趣味を経験し、それらを天秤に掛け、私は一番面白いのが渓流釣り、となりました。

沢山の趣味を広げるより、深める方を選んだ次第で、オフシーズンの他の遊びも、渓流釣りを深められそうなものを選ぶようになっています。