私が20代の頃、二回り以上も年上の山渓遊びの先輩たちが、「良い季節に思い切り楽しむ為に、足腰のトレーニングをする」と言ってました。
今になり、この言葉に「なるほど」と。聞いた時はそこまでやるの?って思ったのですけども。
歳を重ねると、体力が落ちますね。勿論私もですし、更には幾つか病気を拾ったりで、困ったりします。
怪我や病気で趣味が続けられなくなったり、若き頃ほどには山を歩けないなど、色々な人を私も見てきました。
まだ私は大丈夫で、体動く限りは山渓に出たいです。
素人考えですが、「病は気から」とは本当だと思います。
体が弱ると、気弱にもなり、気が弱ると、身体も弱る←悪循環。
これは逆からは、体が丈夫なら強気に、気が強ければ、体が丈夫←好循環、となりそう。気を病むと書いて病気ですからね。
元々頑丈な人はともかく、私はそこまでじゃない、ので、どうするか。
知識と技術は経験で上げられます。
ガムシャラに何でも取り組めた若き日と、同じことをするのは無理があるし、必ずしもしなくて良い。若き日には無かったものがあって、体力の低下は、他でカバーしていける。
しかし。
心身共に機能が良い状態で保たれてる方が、ストレスなく能力が発揮できるのは確か。
休日に楽しめてると、元気が出ます。
私は渓流釣りが好きなので、楽しい釣りが出来たら疲れを感じないです。疲れない、ではないですけどね。
これは幼子が、楽しく遊んでる時はやたらと元気なのと同じ現象かと。ここは大人になっても、人間は変わらないと思います。幼子と同じく「楽しい」と感じることは重要ではないかな。
休日が楽しかった→さて今週も頑張ろう→頑張ったら来週も楽しもう、みたいな、良いサイクルが回ります。こんな時は表情も明るく、足取りも軽くなりますね。
人間は同時に2つ以上の事を考えなくて、楽しい時は嫌な事は忘れています。
一日は24時間、一年は365日で、足すも引くも無し。自由時間に個人の差があるかもですけども。
その時間がポジティブなのかネガティブなのか、その量の多・少の違いが、トータルで楽しめてるか否かを分けています。
嫌な事が起きても、意識が向かないならさして問題はない。中々そうは行きませんけどね。また、ほんの小さなことでも楽しいと感じ、その想いで時間が埋められるなら、その時その人は幸せ。
ストレスを気にしていると、楽しさを感じる時間が減ります。
だけど体の不調などは難敵で、不具合があると、そちらを無視するのは難しい。
大きなストレスは減らす方を考えつつ、それ以外は楽しさに意識を向けた方が、精神衛生的に健康で、そのことは肉体的健康にも係るだろうと。
トレーニング等で体力の低下を防ぐ、もしくは向上を図るのは、体が丈夫なら不安が減るし、出来ることが増える期待があるし、面倒くさいと感じるのを除けば良いことしかない。
私も簡単な筋トレくらいは、日々心掛けてやっています。と言うか、何かやらないと、現状維持が難しくなってる。
精神面、肉体面から健康管理を考えるのが大事ですね。
私が今になって考えるようなことは、年長の先輩たちはとうの昔から知っておられた。先人の言葉を聞くことは大事だなと思います。