先回の小川に続き、鮭釣り。
1泊2日で夜は車中です。
各地で鮭有効利用調査が行われています。今のところ、良い話題はあまり出てない、かな。
庄川も漁協の情報では厳しそうで、ゆえに気合い入れての参加。
昨年も庄川には行きましたが、今年は調査区域が変更され、どんな感じだろう?
1日目
天候が不安定で、時折強風+小雨。
釣り難い、と思ったのですが、風が意外に良い仕事?をしてくれました。
竿と仕掛けが煽られ、吹き上がらないよう押さえたら、根掛かり?
・・でなく、鮭のアタリ!
開始早々にラッキーで1尾獲れました。
今年の庄川の調査区域は、流れが効いていないポイントが多いです。雨が降らなくて、水勢が乏しい事も加わってますね。
思うように狙えてなくて、鮭が掛かったのが奇跡かと思いました(笑)。
続けて攻めます。
水面から飛沫が上がるほどの風で、仕掛けが下流へ流され(飛ばされ?)、咄嗟に竿を上流側に寝かせたら、次の瞬間、ドン!
泳ぎの強さから、海から遡上してすぐのオス鮭と確信!
掛けた瞬間から始まる、豪快な綱引き。鮭はハリ掛かりしてからの強引が魅力。同サイズならメスよりオス、それと河川に入ってから日が経ってない個体がパワフルです。
海での鮭の寄生虫、シーライスが着いており、これは私的に嬉しいです(真水に浸ると、しばしして落ちる)。やはり海から来て間がない鮭でした。
ちなみにここまでで、餌に使ったサンマの切り身はまだ2切れ。餌2つで2尾です。我ながら凄い。そして釣果はここまで・・。
この後、また風に煽られた際にアタリましたが、掛けて秒でバラシ。
そんなに数が居るわけではなさそうですから、1尾が貴重。勿体無いことしました。
波気の弱いポイントでは、仕掛けがスムーズに流下してくれない。
ラインを水中に多めに入れて抵抗を増やしたり、考えることは色々。流れに乗せる為に仕掛けを軽量化すると風に困るし、難しい。
今回に関しては、風が吹いた時、ややイレギュラーな操作をしたことで、誘い的に鮭が反応したかも知れないです。
再現が難しいですが、風の日でなくても、意図的に取り入れられないかな。
・・・・・
2日目
夜中に雨が降り、幾らか水が増えました。これなら波に仕掛けが乗り易い。
朝の一投目、いきなりアタリ!
しかし痛恨のアワセミスで一瞬でバラシ。今のはデカかった・・。
気を取り直し、続けます。
小さくツツっとアタリがあり、
ハリに掛かってから、走る、飛ぶ、フレッシュな鮭はめちゃ元気。
前日はイレギュラーな動作が良かったので、頭にそれがあったのですが。2日目は誘いで食うより、流下物に軽く噛み付くような感じ。水勢が増したからか、魚の反応も変わりました。
鮭釣りは日ごとの変化が大きい、と私は感じてます。
その後は沈黙の時間が流れましたが、何とか1本追加。
初日の1尾以外は新し目の遡上個体で、庄川の鮭たちの引き味が楽しめました。
起きた出来事が経験値になり、そこから次の釣りを想像&創造するのが面白さ。
鮭釣りの回数が重なって、最初の頃よりも打つ手は増えました。しかし毎回分からないことが見付かり、「こうすれば釣れる」まで行き着きません。
次はどうしようか、と言っても、来年以降ですけどね。これで本年の鮭釣りは私は終了。
鮭釣りで得た考察の一部でも、来春の渓流釣りに活かしたいところです。
※ 以下、閲覧注意
持ち帰った鮭の腹の中から、魚が出てビックリ。初めて見ました。溶けかけてますが、何だろう、鮎?
河川に遡上した鮭はエサを摂らないと言われますし、実際に釣果を捌いても、胃も腸もほぼカラです。ですが全く食わない、ではなさそうですね。また新たな考察が手に入りました。