山渓遊びブログ 渓流釣りと採集

岐阜県から 山渓アウトドアライフ

初挑戦の釣りで学ぶ

対象魚がどのような性質なのか。

どこがポイントで、どんな釣り具で、どうすれば出会えるだろう?

今回はそんな釣りに挑戦。

 

先に結果を書きます。

バラシと掛け損ないばかりで、ダメでした。が、学びがとても多くて、行って良かったです。

満足には至らないが、感覚的に6・4くらいで、楽しさが勝ち。

楽しさの中身は、未知の対象魚の釣りへの手応えと、釣り方の工夫でその感覚を得られた納得感です。

とは言え、結果が悪いので、4割くらいは悔しい。次の機会に見てなさいよ(←魚に対して。

 

釣れてないので、画像も少ないですし、あくまで過程の一部と、その楽しみを紹介する記事になります。

 

まるで未知を相手にするのは、いつ以来だったか?

あまり事前に考えても、ですが、知らない相手を想像するのも、ワクワクして良いものです。

手にあるのは、文献などから調べた、対象魚の生態の一部だけ。釣り方は一切不明。

 

まずは、今までに知っている釣り方(主に渓流釣り)で挑みます。

 

・・・・・

 

初見の地で、釣り開始。

最初の場所は、全く反応無し。軽く地面に触れたような感触があり、もしかして魚?

 

選んだポイントの良し悪しも分からない。一通り探ってから、場所替え。いや、探れたのか?

 

次の場所で。

1つ目のアタリは手感にゴツゴツと来たものの、アワセが利かず、ダメ。

2つ目は、根掛かりと思ったら、「根」が動いて、シマッタ、と後の祭り。

 

たまーにアタリが出る。と言う事は、私の釣りで反応はしてくれてる。

その後は無反応で、更に場所替え。

 

・・・・・

 

ちょっとした深みで、根掛かりしました。軽く竿を煽って外したら、またすぐに根掛かり。

見た目より浅い? もう一度ちょいと竿を煽ったら、グン!と手応えがあり、水中でもんどり打つ魚が!

竿を構え直したものの、3秒くらいでバラシ・・。惜しい、アワセが決まってなかった。

 

だけど、ようやく掛かったね。

 

・・・・・

 

次のアタリも、その次も、アワセが利かない。

うーむ、仕掛けか釣り方か、何か合ってないな。いっそハリもイトも、竿も変えてしまおう。

 

アタリが滅茶小さく短い。ただでさえ反応は少ないし、こりゃ手強い。何度も釣りを調整します。

手感で来るより、川底に触れたような違和感とか、仕掛けの微妙な変化等、かなり神経質な釣り。に、なるのは、私の釣り方の問題なのか、魚の性質なのか、両方?

とりあえず、渓流魚と同じように考えて良い部分と、そうでない部分がある。

 

・・・・・

 

しばしして今度こそ掛けたのに、イト鳴りする引き込みとヤリトリの後、またしてもバラシ。

くっそ~、悔しい。が、近付いてきてる。楽しくなってきたよ。

 

今一度ハリをチェンジ。

 

ここまでの数回の反応から、どんな釣り方が合いそうか、僅かですが、見えてきました。

やっと少し、最初のアワセられないアタリの意味が分かったかも。

 

・・・・・

 

根掛かりしたような、しかしここまでの展開からして怪しい。

アワセを入れ、やはり魚と確認、ヤリトリ開始。

 

結局、バラシたのですが。岸際の草に仕掛けが絡んでしまったのです。

一度は魚体が目の前まで来ましたから、あと少しだった。

 

ここで時間切れ、終了です。

 

 

未知だった魚が、釣り上げられたら既知に変わる。

あと僅か、足りませんでした。一匹でも、捕れてたらな~。

 

初めての挑戦にして、全くの手探りから、何匹かは掛けた。徐々にベールをめくって行くような、この感覚は本当に新鮮です。

私のベースは渓流釣りで、その経験則からの攻略。今回の経験は、また違う形で活かされそうな気がする。

誰からも教わらず、自身で考えて釣りを構築する面白さ。先入観がほぼ無いことから、それが難しくも楽しく、しかし最初はまるで見当違いのこともやってしまう。

いかに柔軟に対応できるか、そこが試されます。どうすればもっと効果的な釣りになるだろうか。こうした思考は、対象魚種が違っても、慣れた釣りでも似てると思います。

 

楽しませて貰えました。

今後に繋がる釣りが出来、感謝です。