このところ、各地山間では降雪、平野でも霜が降りたとのニュースも。急に寒くなり、キノコは冬型に移行しそうです。
今回はあまり知らない山へ、探りに行きました。
エノキタケ
私的な冬キノコの王様。地域によっては、もっと早い時期や、春先にも発生します。
市販品と野生種で、最も姿が違うキノコですね。
株立ちファン?の私には、嬉しい種。
ボリュームはないですけど、私は大好きです。画像のは、ちょっと古くなり掛けでしたけどね。
ウスヒラタケ
ヒラタケを華奢にしたようなキノコ。
これは夏から秋がメインです。今年はまだ出ていますね。
こちらはヒラタケ。
ウスヒラタケより大きくて肉厚です。
ヒラタケは真冬でも発生しますが、多く出るのは、やはり秋。冬に大きな株で出ることもあって、それは嬉しいものです。
遠目にナメコかと思ったら、クリタケでした。晩秋キノコの代表の一つです。
ここまで白っぽいクリタケは珍しいかも。
キノコ好きには「美菌」と呼ばれる、とても良い状態。
もう一種、晩秋型のナメコは、今回は朽ちたものしか見付からず。クリタケと両種並べられなくて、残念。
でも、新たな生え場が見付かりました。
実は今回の主目的は、晩秋キノコの生え場開拓です。秋冬キノコが混在する今、完全な冬に入る前に見ておきたいなと。
これが少々ビックリ、ブナシメジです(採ってしまってから撮影)。
ナラの木の根元に、白っぽいヒラタケかと見ましたが、違いました。取り方が悪くて砕けてますが、全然綺麗な状態。
私はこれは今までに数回しか見たことが無いです。珍しいキノコに出会いました。(※シロタモギタケかも?
アラゲキクラゲ
これは特に冬キノコでもないですが、私の地元周辺では、秋から冬によく見ます。
無味無臭、コリコリした食感が命?なキノコ。
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画像を並べると、色々出てると見えそうですが、歩き回ってようやく、な感じでした。
毎回思いますが、判断が甘く、私は無駄歩きが多い。そして狙いの種に中々行き着きません。「何でここで出てないの~?」って、独りでよくボヤいてます。
晩秋〜冬のキノコは、難しく考えなくても、出てる場所では沢山出会えます。しかし無いとなったら全然で。上手な人なら、もっと効率的なのだろう、と想像。
短時間でパパッと見付けられるようになりたいです。
晩秋〜冬の樹上生キノコは、樹種とその状態で、発生時期と量に違いが出る気がします。しかし菌類の難しいところで、環境要因が絡んできますから、どうにも複雑で、分からない事ばかり。
だからこそ面白いのですけどね。
道すがら、シモコシ(地上生)が出そうなポイントがあり、探してみましたが、不発。そこで「何で~?」って、コレばっかり。分かってます、判断が悪い(笑)。
いよいよ寒気が入り、木々の葉が落ち、キノコの発生が少なく、寂しくなってきました。
もうしばし、山で遊ばせて貰いたいところです。