雨でも晴れでも、増水でも渇水でも。
渓流へ釣りに行くたびに、条件がどうでも、本流でも源流でも、続けて好釣することがあります。(私はあまり無いですけど・笑)
そんな時は精神的に無敵で、どんな場所に行っても「釣れる気しかしない」状態。
逆もありまして。
良いと見えるのに、釣れない。散々考えて選んだ釣り場で、コケる。そんな事が続いたりもします。
「良い時も悪い時もあるが、ずっと続くことは無い」と私は経験から考えています。
勿論、悪い方を減らし良い方を増やす為、技術と知識の研鑽は大事。レベルが上がってもやはり、好不調の波はある、という話です。
仕事でも趣味でも、「禍福は糾える縄の如し」とは全くその通り。
それで好・不調の時にそれぞれ、どうするか。
好調で気分が高揚してるなら、私はいっそ「調子に乗る」ことにしています。
調子付いてる時にしか超せない壁があるかもしれないですから、兜の緖を締めるより先に、思い切り助走して飛んでみる。
どうせどんなに気を付けていても、いつかは何かのポカや、他の何事かで不調に落ちます。いつまでも良い調子で居られませんからね。
慎重派の人は「調子に乗って怪我するとマズイ。」と考えるかもしれませんが、それはそれで正解。
これは程度問題で、「気を付けることを怠る」のと「調子に乗る」のを一致させなくて良いのじゃないかな。
「調子が良い時は怪我もなく飛べる(成功)」可能性も高いので、もしや失敗して痛い目を見るリスクを考えても、私はチャレンジする派です。
慎重になり過ぎると、石橋を叩いて渡ることが出来ない、つまり機会を逃すリスクを負うので、どちらにしても完全セーフにはなりません。
飛んでみて失敗したなら、盛大に凹むだけのこと。それはキツいですけど、話を戻して、それまた続きませんから。
不調の時にすることは何か。
それはもう、「足掻く」。これしかないです。不調が続くのは嫌なので、ジタバタする。
色んな要素があるにしても、望む結果が出ないのは、何割かは自分の力不足が理由です。
良い方も悪い方も、勝手に終わる事もあるわけですけど、棚から牡丹餅が降ってくるのは基本的に期待薄。
どうするがベスト、との明確な回答は無いと思うのです。
同じように良いことも悪いことも、誰でも起きていて。それで何を考え、どう動くか、そこは個々に差異が生まれている。
性格によりますが、良い事があっても慎重に構えるorその勢いに乗る、嫌な事を引き摺るor早いとこ忘れる、人は色々ですよね。どれが良い悪いはない。
趣味を持つ良さは、楽しい時間を増やし、ストレスに触れる時間が減らせるところにあります。
その趣味の時間でさえ、良い事ばかりではなく。
渓流釣りでは思うように釣れない事も多々で、冒頭のような無敵モードは、少なくとも私ではレアです。
出来るだけ良い時間を増やすために、個々に「スッと落ちる」ところがあって、自分に合った取り組みを見付ける過程が重要であろうと。
結果重視で行っても、思うようには中々ならず、なっても続かず、しかしその過程が楽しめていて、時折でも出会う好調の波に乗って良い気分でいられたら、その時は幸せだなって思います。