先だって私の地元は降雪でなく、降雨が来ました。
乾燥がちな冬場に雨が降ると、元気になるキノコがあります。予想を立てて、山入。
アラゲキクラゲ
やはりですね。キクラゲ類が出るだろうと読んだ通り。条件と場所を当てる「してやったり感」が嬉しいです。
雨で育ったのでしょう、大きいです。
キクラゲは乾燥すると縮んで硬くなってますが、雨を浴びると水を吸って復活し、また新たな個体が発生します。
食物繊維とビタミン類が豊富らしい。中華料理では定番ですね。
ヒメキクラゲか、モドキの方かな? 私は見分け出来ないのですが。
ビジュアルがどうも・・でもこれ、侮れないのですよ(後述)。
これは多分・・タマキグラゲ? プニプニしたゼラチン質です。
私はこの手のキノコに疎く、良く分かりません。これらはキクラゲの仲間ですが、科か属かが違ったのじゃなかったかな。毒を持つものは無いので、食べたとしても問題は無いですけどね。
キクラゲ
アラゲキクラゲ
こちらの2種が、一般にいわれるキクラゲ。
キクラゲの方が柔らかくて小さく、アラゲキクラゲの方がコリコリした感じで大きい。多く流通してるのは「アラゲキクラゲ」で、キクラゲは本キクラゲとも呼ばれています。
本キクラゲの方が美味い、と評価する人が結構いて、私も食感は、柔らかい本キクラゲの方が好き。
雨後のヒラタケはどうかと思ったら、あまり成長してる様子は無いですね。暖かければ群生で大きくなるキノコですが、さすがに厳しい雰囲気。倒木にチョイチョイとは発生してますけども。
まだ幼菌も。
どうなるかな~、強い寒気が来るとの予報ですから。育たず朽ちるパターンかも知れないし、凍ってしまって、成長はかなり遅いでしょうね。
キクラゲの幼菌もチラチラ出てるし、もう少し頑張ってくれたら嬉しいな。
フユヤマタケは、その名の通りに冬山茸で、まだ発生中。このキノコのお陰で冬山は楽しませて貰えます。
残念なのが、エノキタケ。
秋ごろには発生してましたが、この冬は私の行き先周辺は本当にペケです。冬キノコの中ではお気に入り度高めなのに・・。年ごとに出方の差がありますからね。
一説にはその名は、雪が積もっても、その下で成長するからだそう。真冬でも出会える、希少な食用植物の一つですね。
青々して冬山でも目に留まります。葉の天ぷらが美味しく、薬効もあるのだとか。
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各種キノコで、かき揚げっぽく。
これが美味い! キクラゲの揚げ物は初めてでしたが、思ったより全然イケます。カリカリにしたくて、シッカリ揚げにしてみました。
ユキノシタの葉っぱも揚げまして、今年初の野草天麩羅も。
驚いたのはこれ。ヒメキクラゲを茹でて、ワサビ醤油で。
これまた初挑戦でした。見た目がアレだもんで・・
コンニャク臭の無い、コンニャクの刺身みたいな。想像以上に、無味無臭のゼラチン質は楽しめるものでした。見た目で決めずに、試してみるものですね。
発生する種が少なくて寂しいな、って冬はよく思うのですけど、山はやはり楽しいです。
好きな時間が過ごせることと、自然の恵みとに感謝ですね。