キノコ目
山でキノコを見付けるには、見る対象を絞ることが必要。このように、様々な自然のものの中から、キノコにフォーカスする目線を持つことを指す。
キノコ目って、造語ではなく、一応日本語らしいです。一般的には使われないでしょうけどね。
これはキノコに限らなくて、山菜でも、昆虫でも、何かのターゲットに意識が向いている人には当てはまると思います。
キノコ探しでは非常に重要で、発生しそうな箇所を絞って目線を向けないと、中々見付けられないです。よほどの群生かカラフルならまだしも、単発のキノコは、集中しないと見過ごすかも。
しかしもう一つ、覚えた方が良さそうな言葉が。
非注目性盲目
視野の中に入っているものの、注意が向けられていないために物事を 見落としてしまう事象のこと。 何かひとつのことに集中していたり、特定のものに注意を向ける度合いが 高すぎるときに起こる。
これはですね、趣味に冒頭してる人にはありがち。興味の対象以外の周りが見えないのですよね。私だと、見えてるつもり、見ようとしてる気持ちはある、ので、気を付けたいところです。
以前の事、アウトドア仲間と4人で、秋の林道散策に行きました。
それぞれに見たものにカメラを向けて撮影してくるのですが、帰って来てから互いに撮った画像を見せ合うと、同じ場所を同じ時間歩いたのに、全然違う写真を残してきていたのです。
その中に「石」が好きな仲間が居て、多くの岩石の写真を撮っていて「これは△△岩で、結構珍しい」等、解説してくれました。
これは対象は違えどキノコ目と同じで、興味の対象物をピックアップしてるのですね。私は同じ岩を見ても、さして何も感じず、黒い、白い石がある、程度にしか認識しておらず、記憶の中にも入ってきません。
興味の対象物は学ぼうとする意志が働くので、知識が増えて行きます。そうでないものだと、目に入って来てもスルーしてしまう。
先の仲間は石だったわけですが、私だと、川、魚、キノコ、植物などに気が向いていますから、同じ空間でも見えてるものが全然違います。
勿論、何に興味を持つかは人それぞれです。
それでも目的とする対象物に集中しつつ、その周囲も見えてる方が、気付きや発見は多いのではないか、と私は考えています。