山渓遊びブログ 渓流釣りと採集

岐阜県から 山渓アウトドアライフ

強い冷え込みと難しい釣り

渓流釣り解禁から、日に日に釣りが難しくなります。

暖かい雨が来れば良いのですが、この時期は降雨が少なく、渓は渇水、川苔はドロドロです。魚たちはまだ動き出した個体はあまりいない。

良いポイントは日々攻められ、魚はスレ気味。水と魚が入れ替わらない上、寒気が入り気温・水温とも低くて、更に魚が動きません。

大体毎年、解禁から二週間くらい過ぎ、雨がないようだと、釣りは厳しい。言うならば今回、「かなり悪条件」です。

以上、言い訳でした(笑)。

それでも釣りに行く馬鹿な自分です。

 

暗いうちに渓に向かうと、降雪中。私、大抵の状況は平気ですが、凍結路面だけは怖くてイヤなんですよ。

気象予報では朝には降り止むとのこと。しかし寒い・・。

 

釣り人が少なそうな小渓を選びました。とは言え、入り易いポイントは叩かれてるでしょうけど。

喰いが渋いだろうと思ったら、案の定。掛かり悪くて、ハズしまくりです。いや、想像の上を行く状況でした。まぁ・・己が下手さがよく分かる・・。

厳しそうと予想しつつ、いざ釣り始める前までは、「何とかなるだろう」「もしかして良い魚が釣れちゃうかも」みたいな、ポジティブな妄想もしてて。その方が寒中の釣りに気合い入れて向かえますからね。

 

小型魚ばかりで、時折混じる20cmクラスが、やけに大きく見えました(笑)。

しかしその小型も、喰い渋りでハズれちゃうのですよ・・

 

魚の動きが良くないので、狙い場を選ばないといけません。

それで反応が小さく、辛い。盛期とはまた違った難しさです。だから面白い。

 

これが今回の最長のアマゴ。

昨秋に産卵したメスですね。朱点から、稚魚放流の個体のようです。尾ビレが擦り切れ、尻ビレが伸びてます。

 

こうした冬の渓も、この時期の魚も、そして釣りも、やはり私は好きなんですね。

寒いですが、何とか魚の反応を取ろうと集中し、それで魚が応えてくれた時は、とても楽しい。

 

それにしてもこの光景。

冬渓らしく、美しい。釣りばかりしてないで、周囲を見ないと勿体無いですね。

私は釣りでなければ、足を踏み入れません。寒いから(笑)。

 

昨秋に成熟したオス。初期ならではの、季節感を纏ってます。

成熟体は早春、メスは痩せてますが、それに比してオスは良い体躯をしてますね。

 

クワガタ探しに行って、出会えると嬉しいのは、メスよりオス、更にはイカつい大物なら、尚嬉しい。ちょっと例えが違いますが、この感覚に似てるかもしれないです。

オスアマゴの尖った顔は、小さくても格好良い。

 

寒中で楽しませてくれる、渓魚達と自然に感謝です。