山渓遊びブログ 渓流釣りと採集

岐阜県から 山渓アウトドアライフ

2023年 渓流最終釣行

泣いても笑っても最終幕。毎年恒例、車中泊で1.5日釣ります。

先だって久しぶりに降雨が。しかしスグに渇水に戻ってしまいました。何とか水走りが回復して欲しかったですが、結局シーズン最後まで、夏以降は渇水のまま。

 

そして。

最終週の釣り人の多さは、毎年同じく。事前に考えてたポイントは、暗いうちから人人人。こりゃ厳しいよね。

空いてる場所に入渓、案外、反応はボチボチあります。

 

まずはメス。白泡の切れ目辺りでアタリました。

メスにしては赤っぽい婚姻色、パーマークはシッカリ出ていますね。

早い時間に良型が出てくれると、気が楽になります。さぁ、まだまだ頑張ろう。

 

次もメス。岩盤脇を通し、何度か狙うと出ました。

40up クイーン(デカいメスに与えられる称号)。

 

いかにもな落ち込みの白波から。

よし掛けた!で、またメス。これまた立派なクイーン。

 

最終釣行で、これだけメスの良型が出るのは初めて。しかも40cm超すクイーンが2尾も。

どうしちゃった? 今年は女子にモテるみたい。嬉しいような、何か複雑・・。

 

抱卵したサケ科の大型のメスは、殆どエサを摂らないと言われます。だけど、意外と釣れます。私自身、秋のメスは毎年何尾か出会いますのでね。

 

雌雄とも成熟した魚は、なるべくソッとしておきたい。しかし釣り欲には抗えず。

弱らせないよう、チャッと取り込み、丁寧に元の流れにリリース。数枚だけ撮影させて貰って。

無事に産卵しておくれよ〜。

 

キングに会いたいのですけど、オスも出ますが、どうもサイズが・・。

狙いはキングと呼べる大型個体。

でもサイズはともかく、秋のオスの渓魚は格好良いです。

 

婚姻色を纏った魚に出会うたび、ちょっとした感傷に浸ったりして。

あぁ、今シーズンが終わるな・・今年も楽しかったな・・この魚達は繁殖行動の後は・・

とか考えつつも、難しい最終幕の釣りに集中。

 

今年好釣だった良型イワナ

最終日にも出会っておきたかった。

 

グン!と強いアタリで出てくれたのは、細身ながら40upの個体。水中で姿が見えた時、「長っ!」と声が出ました。

これが本年シーズン最後の良型。

このイワナ達もメスですね。本当にモテモテです(笑)。

 

狙いのオスのキングは、今年は出会えなくて残念。楽しい最終戦、しかし悔しくもある。やはり秋の魚は手強かった。

それでも、これだけ出てくれたらヨシ。

実はデカい魚をバラしたり、他にもミスがあり、心残りが。課題はまた来シーズンです。

 

最終釣行では、お気に入りポイントに挨拶を兼ねて竿を出します。そして帰り際には「ありがとうございました!」と頭を下げて礼。

 

大きな事故も怪我もなく、無事に終われました。

今年もやはり、胸中に去来するのは感謝の気持ち。

楽しく遊ばせて貰えた。出会えた魚たちにも、周囲の事柄にも、ありがとう。

また来年以降も、この釣りが楽しめますように。