泣いても笑っても最終幕。毎年恒例、車中泊で1.5日釣ります。
先だって久しぶりに降雨が。しかしスグに渇水に戻ってしまいました。何とか水走りが回復して欲しかったですが、結局シーズン最後まで、夏以降は渇水のまま。
そして。
最終週の釣り人の多さは、毎年同じく。事前に考えてたポイントは、暗いうちから人人人。こりゃ厳しいよね。
空いてる場所に入渓、案外、反応はボチボチあります。
まずはメス。白泡の切れ目辺りでアタリました。
メスにしては赤っぽい婚姻色、パーマークはシッカリ出ていますね。
早い時間に良型が出てくれると、気が楽になります。さぁ、まだまだ頑張ろう。
次もメス。岩盤脇を通し、何度か狙うと出ました。
40up クイーン(デカいメスに与えられる称号)。
いかにもな落ち込みの白波から。
よし掛けた!で、またメス。これまた立派なクイーン。
最終釣行で、これだけメスの良型が出るのは初めて。しかも40cm超すクイーンが2尾も。
どうしちゃった? 今年は女子にモテるみたい。嬉しいような、何か複雑・・。
抱卵したサケ科の大型のメスは、殆どエサを摂らないと言われます。だけど、意外と釣れます。私自身、秋のメスは毎年何尾か出会いますのでね。
雌雄とも成熟した魚は、なるべくソッとしておきたい。しかし釣り欲には抗えず。
弱らせないよう、チャッと取り込み、丁寧に元の流れにリリース。数枚だけ撮影させて貰って。
無事に産卵しておくれよ〜。
キングに会いたいのですけど、オスも出ますが、どうもサイズが・・。
狙いはキングと呼べる大型個体。
でもサイズはともかく、秋のオスの渓魚は格好良いです。
婚姻色を纏った魚に出会うたび、ちょっとした感傷に浸ったりして。
あぁ、今シーズンが終わるな・・今年も楽しかったな・・この魚達は繁殖行動の後は・・
とか考えつつも、難しい最終幕の釣りに集中。
今年好釣だった良型イワナ。
最終日にも出会っておきたかった。
グン!と強いアタリで出てくれたのは、細身ながら40upの個体。水中で姿が見えた時、「長っ!」と声が出ました。
これが本年シーズン最後の良型。
このイワナ達もメスですね。本当にモテモテです(笑)。
狙いのオスのキングは、今年は出会えなくて残念。楽しい最終戦、しかし悔しくもある。やはり秋の魚は手強かった。
それでも、これだけ出てくれたらヨシ。
実はデカい魚をバラしたり、他にもミスがあり、心残りが。課題はまた来シーズンです。
最終釣行では、お気に入りポイントに挨拶を兼ねて竿を出します。そして帰り際には「ありがとうございました!」と頭を下げて礼。
大きな事故も怪我もなく、無事に終われました。
今年もやはり、胸中に去来するのは感謝の気持ち。
楽しく遊ばせて貰えた。出会えた魚たちにも、周囲の事柄にも、ありがとう。
また来年以降も、この釣りが楽しめますように。