収穫物が少なめの冬場。それでも、野山の恵みは何かはあるものです。
私の住む岐阜県南部は降雪量が少なく、年中山歩きが出来ます。雪山でも入れなくはないですが、とにかく寒いし、労多くして獲物が少ないですので・・。
2023年が明けてから出会えた、採集物をまず載せてみます。
フユヤマタケ
名の通り、冬の山の茸。
小型はフユヤマタケ、大きなものはシモフリヌメリガサと呼ばれます。両者は同一種だそうで、サイズ以外では違いはないです。
このくらいだと、シモフリヌメリガサ、かな。
柔らかくて、美味しいです。
今月半ばに雪でなく雨が降り、その時はよく発生しました。
タイミング次第でキロ単位で収穫できますが、そんな時は中々無くて。
強い寒気が入ると厳しくなりますから、今年はこれが最終かも。
エノキタケ
私が大好きな種の一つです。市販品とはかなり違う姿ですね。
私の地元では秋から冬に出てきます。今冬は11月頃が良かったようで、その後の発生はイマイチ。
良い年だと、冬中コンスタントに採れます。が、今年も含め、近年は外れ気味。
ヒラタケ
寒くなると濃いグレーになり、この状態はカンタケとも呼ばれます。好き嫌いが分かれると言われていますが、私はカンタケは好きです。
数量が集めにくい冬場に、割とボリュームがあって、一ヵ所でまとまって生えます。
ヒラタケは2022年の前秋、ここ数年では一番良く出ました(私の行き先では)。
一ヵ所で数キロ以上の発生も何度もあって、採り切れないほど。
寒気が入ってきてからは一服して、それでも冬も楽しませてくれます。
アラゲキクラゲ
本キクラゲとアラゲキクラゲは、今年はあまり出ません。
良い時だと、小場所でもゴッソリと出ます。
何か気まぐれと言うか、一斉に出たかと思うと、すぐ出なくなったりして、予想が難しい。雨後は割と出てくれるのですがね。
シモコシ
アブラシメジモドキ
この2種は、12月に発生した残りだと思います。
冬本番になる頃でもたまに出ていますが、年明け以降は新たな発生は厳しいかと。
・・と、寒いとか厳しいとか言いつつも、山が好きなので、冬でもあちこち徘徊しています。やはり、好きなことをして過ごす時間は良いものです。
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昨秋、好調だったヒラタケたち。