山渓遊びブログ 渓流釣りと採集

岐阜県から 山渓アウトドアライフ

幸福度を考える

ある調査によると、40~50代は幸福度が下がり易いのだそうです。特に男性。

・・私の年代ですね。

私自身は幸福度が下がったとはあまり感じておりませんが、調査内容の信憑性のほどはともかく、幾らか心当たりはあるんですよね。

 

若い頃に結婚や住宅購入、育児などの家庭的なイベントがあり、それらは勿論幸せで、その後は大変さが上回って来ると言うか。

両親が高齢になったり、社会人としての立場とか、周囲の関わりにおいても諸々。体力と記憶力が落ちますしね。

 

人が生活を幸せと思う・思わないは、言い換えれば、楽しい時間が長いか・短いか。幸福度が下がるとは、楽しい時間よりも、心配や不満を感じる時間が長くなってる、のでしょう。幸せとは量でなく時間で感じるものらしい。

ここで趣味を持つ良さを強く感じます。

 

人は同時に2つのことを考えることが出来ません。

楽しいことを考えている時は、他ごとは忘れてるんですね。その楽しさが大きいほどに。良いことも悪いこともあるのですが、意識がどっちに振られているか。

楽しみごとを持てると、それを考えて休日を待つ間が楽しくなる。そして良い結果を見られたら、休日が終わった後も気持ちよく過ごせる。つまりは、仕事や家庭など、背負うものに向かう時も、楽しい気持ちが上乗せされます。

 

hiroamago50.hatenablog.com

 

誤解しない方が良いのは、良いことが沢山あっても、だから幸せとは限らない、ってこと。

仕事も趣味も順調、しかし自分もしくは誰かが急に倒れたら? 悪いこと一つで、あっさりと白黒ひっくり返ることもあり得る。そうなったら、良いことを考えるよりもその一つの心配をする時間が上回ります。逆に良いことは一つしか無かったとしても、そのことだけを考えていられたなら全然OK。現実には、どれかだけ、にはならないですけどね。

 

私は渓流釣りをやっていて、良い意味での逆転は何度も経験しました。

日頃忙しく過ごして、色々ストレスがあって、楽しみに休日に釣りに行ったのに、思うように釣れない。

何とかしようと足掻いて、頭と体を使って歩き回って。

それでようやく、狙いの魚が釣れた、なんてことが起きたら。

そりゃもう、昇天するほど嬉しいのですよ。この時はめちゃくちゃ幸せです。

 

悪い方は自動的と言うか、避けようとしても勝手に起きます。事故とか病気とか。

しかし良い方は、自分で努力をしないと起こせないのです。宝くじ的にボタモチが降ってくるかも知れませんけどね。

40~50代は、自分の方向性を決める年齢でもあります。

若い頃のように何でも手を出すのでもなく、仕事でも趣味でも、良い意味での見切りも覚えるもの。自分好みの過ごし方は分かってきていても、周辺事情がそれを許し難い、そんな年代なんでしょう。

毎週、毎日とは言わなくても、活力源になるような楽しみを何か持てると、日常が豊かになるのかなと想っています。