先般から当ブログで記事にしている、「鱗の反射の消えたアマゴ」。
以前から気にして探していて、それがようやく。僅かながらも、居場所に見当が付いてきました。
これを探すのに時間が掛かったのは理由がありますが、それはまたの機会に。
これです。
どの角度から見ても鱗が反射で光らない魚体。私の感覚で、野性味のある、格好良いアマゴです。
と言っても、鱗が無い訳ではないですから、よく観ると、あります。
まず間違いなく、この個体は三年魚。オス♂らしい、尖った顔付きもまた良い。
昨秋に成熟した、大人ですね。言い方が違う気もしますが。
これも三年魚のオス♂アマゴ。
2月にこのタイプ、このサイズが複数捕れるのは、私は中々無いです。
我ながら読み勝ちかと、結構嬉しい。
足場が悪く、撮影場所がなくて残念、とても綺麗な魚体でした。
↑先のアマゴもですが、冬のこのタイプは水から上げるとすぐに色が変わり、サビた色になります。
鮮やかな色合いが見られるのは、ほんの数瞬。この画像でも、釣ってすぐの体色は薄れています。
まだまだ寒い、雪の日。それはそうですよね、2月ですから。
なのに真冬と思えない魚体です。最盛期ほどではないですが、力強いアマゴたちでした。
私的に興味深いなと思う一つが、このタイプでは、冬に極端に痩せたアマゴを見ないこと。
例外はあるものですけど、私が過去に冬〜春に出会ったのは、寒い時期なのに割と肉厚で、状態が良いと見えました。
この理由は想像していますが、まだ今は、確信が持てません。もっと多くの魚達を観察して、考察したいところ。
同じく昨秋に成熟して、産卵したメス♀。細いですけど、ガリガリに痩せてはないです。
尾鰭が欠けてますが、このくらいの傷なら、早く回復しそう。
これはサイズがそんなにないので、↑のオスとは比較し難いですが、成熟体の回復は、メスの方が遅いようですね。それだけ産卵行動は、魚を疲弊させるのでしょう。それも個体差がありますが。
尚、メスでは、鱗の反射が消える個体は、私は春先はお目に掛かってないですね。
イワナも釣れます。
まずまず良い型が掛かったのですが・・外れた・・・・く、悔しい。
雪が退いた場所からは、フキノトウが出てました。寒い寒いと思ってましたが、春が近付いてますね。魚達のコンディションも同様かもしれません。
今年は積雪が多くなくて、河原でも昨年の半分くらいかと(場所によります)。
雪が少なく雨が混じる年は渓魚の動き出しが早め、雪が多い年は遅めですが、雪解け水が豊富で、春から一気に活発に。いずれにしても、魚達は成長します。自然はよく出来ていますね。
諸条件を考えて、釣り場を選び、狙いの魚達を探すこと、釣りを通して考察を確認し、更に積み重ねること。これが終わりなき楽しみです。