山渓遊びブログ 渓流釣りと採集

岐阜県から 山渓アウトドアライフ

渓流魚の撮影

ここ最近、魚の写真を褒めて頂ける機会がありました。正直、嬉しいです。

デジカメが現れた20年以上も前。

当時お付き合いしていた仲間たちからは、私の写真は酷評されてました(笑)から、その後、進歩はあったかなと。

その頃の私には、写真は記録の手段でしかなく、画像を綺麗に残そうとは考えませんでした。・・撮影に時間を使うと、釣りの時間が減るのがイヤで(笑)。

 

それが今では、写真撮影は外せない釣行の一部になりました。

魚画像は私には「作品」ではないです。なるべく見た目通りに、出会いを記録として残したい。同じ記録なら、その時の情景を綺麗に写したいと今は考えてます。

なので画像補正とか、撮った写真を加工することは基本的にしません(それを楽しみにしてる方を悪く言うのではないです)。

 

撮り溜めた画像の中からお気に入りをプリントして、アルバムにしたり、あちこちに飾ったりします。

プリントした写真は、ディスプレーで再生するのとは、また違う良さがあります。

これを見える場所に置くと、目に入るたびに、その時を思い出して良い気分になれますから、オススメです。時々入れ替えると、更に効果的。

渓流魚は色合いの美しさも魅力。

しかし、カメラを向けても、その色を写すのは結構難しいです。水から魚を出すと、釣り上げた時に見た色は、すぐに変わってしまいますしね。

また、時間を掛けると魚を弱らせるので、それは避けたい。なるべく水から上げる時間は短く済ませるのが良いです。生き生きした魚を撮影すれば、画像にもそれが残りやすいですから。

魚は水と一緒に写すと生きた感が出易く、かつ止水よりも流水の方が綺麗に見えます。

光量不足だと、魚に限らず写真は難しいです。曇天では水面の乱反射が邪魔で、晴天では魚の体表(ウロコ)の反射を考えないといけません。

時間帯で太陽光の入り方が違うので、魚の色合いが綺麗に見える角度を見付けると良いかと。

私は晴天の日中の日陰が、最も撮影し易いと感じます。

撮影に都合の良い場所や条件ばかりではないので、そこは工夫するしかないですね。

私が写真撮影時に気を配るようになった、エピソードを紹介します。

 

ある道の駅で、4人グループがオブジェを撮影していました。横一列で、同じ被写体にカメラを向けてます。

ズームをどうした等は分かりませんが、数枚シャッターを切り、離れて行きました。

右端と左端の人で、立ち位置の距離は3m程度。光の入り方は、大分違ったのではないかな?

 

「写真を撮ったが、上手く写らない」撮影は、こうした事だと思います(プロの見解なら、もっと深いでしょう)。

本記事では被写体は渓流魚ですが、カメラの位置が違うと写真の印象が変わるのは、何の撮影も同様かと。

私はカメラマンではなく、釣り人です。

記録写真を撮り始めた当初から変わらないのは、写真撮影よりも前に、良い魚を釣りたいとの想い。

そんな出会いが叶ったら、思い出の写真が残せるように、撮影したいと思っています。