山渓遊びブログ 渓流釣りと採集

岐阜県から 山渓アウトドアライフ

調べものの簡単さと山渓の情報

近年、何か分からないことがあればスマホでチョチョイと、って多いですよね。

インターネットが一般化する前は、調べるには辞典か図鑑か、識者に聞くとか、そんな感じでした。ではそれらが今は無意味かと言えば、全然そんなことは無いです。

ネット上で拾えるものは、そのまま使用可能な情報と、信憑性が怪しいものと、玉石混交。そこへ行くと、書籍化されたものはその時点での確かな情報がまとめられます。あまりに古いものだと、識者の実体験でも書籍でも、現代に当てはまらない部分は出てきますけどね。

私は山渓のアウトドアをやっていて、勿論、情報ツールでネットは使用します。

しかし情報は情報でしかなく、やはり百聞は一見に如かず。自身の足で稼いだ実践ネタが大事。

それに山渓のアウトドア関連では秘匿性が高く、肝心な部分が伏せられたものが非常に多いです。

 

調べてもまず絶対に出てこないのは、商品価値の高いキノコや山菜などの具体的な生え場。これなどは親子でも秘密と言われるほどです。

渓流釣りでは河川名は調べられても、そこから本当に良いポイントやその条件を知るのは、ネットではまず難しい。

私自身、こうしてブログを書いてるわけですが、ポイントの詳細を出したことは無いし、今後も出さないです。

このあたりは、ネット発信する側が伏せておきたい理由は大きくは2つ。

1・何処の誰が見るとも分からない場所に、自身が苦労して見付けた宝物を晒したくない。

2・宝物の在り処は、自身で探してこそ喜びが大きいわけで、ネット情報はあくまでヒント程度で十分。

 

1の方が理由として大きいかと。

2の方に関しては、腕前や知識量に個人差があるので、例え詳細があっても、再現可能かは分かりません。

有料のガイドを依頼するなど、遠征先ではそうしたサービスもところにより利用できたりします。

自分も気を付けたいのですが、楽して手に入る無料の情報には、そんなに大きな価値が無いものが多いことと、自分で考えて工夫する過程をすっ飛ばすのは、効率が良いと見える代わりに、結果への満足度を下げる可能性があることです。

 

正直、全然釣れない河川でひたすら竿を空振りするとか、歩けど歩けど何も出てない山の急斜面でキノコを探すとか、そりゃシンドいです。

誰か教えてくれないかな、簡単に調べる方法ないかな、等々考えるわけですが、そうした思考が出てくる時は、自力でどうにかしようとする、そのモチベーションが下がってるかもしれない。あまりにキツいのが続くと、心が折れますからね。

調べものをする簡単さに慣れてしまって、と言う事なら、それは見直した方が良いのではないかな。

程度問題で、例えば渓流釣りなら、目的は渓魚を釣ること。

全くの情報なしで渓流に行くよりは、管理する漁協や、他の情報をサーチするのは有効です。気心知れた仲間から良い話が聞ける等、他者から助けを出して貰えたら、それは感謝して受け取ればよし。

基本は自分の力で開拓する姿勢が必要、と思います。